スポーツの持っている価値を、どれだけ社会に還元させることができるか。

受講生インタビュー

  • 受講生
    野口 学
  • 所属
    SOCCER MAGAZINE ZONE
    編集(ライター 兼 編集者)
  • 受講時期
    第14期 2017 SS 第13期 2016 FW 第12期 2016 SS 第11期 2015 FW 第10期 2015 SS 第9期 2014 FW 第8期 2014 SS
  • Q1何期生ですか?

    A17期の途中からスポットで参加させていただき、レギュラーとしては、8‐14期生となります。

  • Q2今はどんなお仕事を?

    A2フリーランス(個人事業)でやっていまして、主に、月刊誌『サッカーマガジンZONE』でライター兼編集者の仕事をしています。
    他にもいろいろとお話をいただくようになってきまして、近くお話しできることも増えると思います。

    また、ライター/編集の仕事に限らず、その他のことにも幅広く取り組んでいるところです。今はまだ、その先の夢に向けて、とにかくさまざまなことにチャレンジしながら自分の幅を拡げている最中ですね。

  • Q3そもそも何でMARS CAMPに来たのですか?

    A3もともとは、10年以上にわたり、スポーツとは全く関係のない業界でキャリアを積んでいました。ですが、自分の将来をあらためて見つめ直した時、スポーツの力で世の中の人々を幸せにしたいと、自然に頭に浮かんだんですね。

    当時35歳という年齢を考えると、未経験の分野に挑戦するには、遅いかもしれないなとも思いましたが、「難しい」というだけで「不可能」ではないなら、チャレンジする価値があると考えました。

    インターネットでいろいろと調べていく中で、「MARS CAMP」が目に留まりました。
    スポーツビジネスを学ぶ場は他にもありましたが、うまく表現できませんが、熱のようなものを最も感じました。それで、期の途中でありましたが、スポットで参加してみることにしたのです。結局スポットで6~7回くらい参加したので、費用は非常に高くつきました(笑)。

    仲島さん(MARS CAMPでNAVIGATORを担当する)からも、スポットでは高くつくから8期からレギュラーで参加したらどうかとアドバイスをいただきましたが、それでも、それだけの価値があったと今でも思っています。

  • Q4MARS CAMPでの学びといえば?

    A4→CAMPにきてできるようになったこと。

    スポーツビジネスについては、書籍等を読みあさって、自分でも勉強はしていました。それ自体ももちろん大きな学びとなりましたし、今でも自分の礎になっていると思います。ですが、そこから学べるものの多くは、”理論”でした。スポーツでも仕事でも同じだと思いますが、”理論”ばかりを学んで、頭でっかちになるのも問題です。大事なのは、”理論”と”実践”のバランスです。

    MARS CAMPには業界の最前線でバリバリ働いておられる方の、生の声(=”実践”)を聞くことができました。 またインターンを通じて、自分自身が”実践”する場も提供されています。そういった意味で、自分が学んできた”理論”から”実践”を捉えることができるようになった、というのが一番大きかったですね。

    →一番印象に残っている講義は?

    第7期の、百瀬俊介さんの講義です。これもスポットで受けました(笑)。
    費用は高くかかりましたが、それ以上の価値がありましたね。
    百瀬さんのこれまでの経歴ややられている事業の内容ももちろん面白かったのですが、私は別のことが印象に残りました。

    百瀬さんがこの講義の中で最も伝えたかったことは、「何をやっているか」ではなく、「何のためにそれをやっているか」だったと思います。
    自分がやっている仕事を説明する時、「何をやっているか」しか説明できない場合、それはとても悲しいことです。
    その時点で、その仕事はただの「作業」になってしまうかもしれません。
    自分はなぜこの仕事を選んだのか、自分が将来成し遂げたいと思っていることはどんなことで、今目の前のことがそこにどうつながっているのか、大事なのはそこです。

    百瀬さんは、『内的発生動機』という言葉を使って、このことを伝えたかったのではないかと思っています。
    「スポーツ業界で働く」ことは、ゴールではなく、あくまで過程だということも。今でも、百瀬さんは尊敬してやまない人ですね。


    →同期で刺激を受けた人は?

    ずるい回答だと思いますが、私以外の全員ですね(笑)。
    いやでも、本当にそう思っているんです。

    故吉川英治氏の小説『宮本武蔵』の中に、「我以外皆我師」という言葉がありますが、まさにその通りだと思います。

    私はMARS CAMPで出会った方に対して、一回り以上年が離れている学生の方であっても、敬語というスタイルは崩していません。
    それは、上記の理由もありますし、将来的に必ずや、共に仕事をするパートナーであったり取引する相手になるだろうと考えているからです。

    刺激を受けた理由は、簡単です。
    皆さん、若いうちから目的意識を持ち、MARS CAMPのような場に能動的に積極的に動いているからです。
    私が学生の時なんて、将来のことなど微塵も考えておらず「とりあえずビール」の毎日で、飲んだくれては遊んでばかりいましたから。
    そういった意味で、本当にすばらしいことだなと思います。

    こうした若い皆さんの存在に、私はすごく危機意識を持っていました。
    もし私が採用担当者だとして、若い皆さんと35歳くらいのおっさんのできることが同じくらいであれば、250%、若い皆さんを採用します。
    だとすれば、私は若い人たちよりもできることが多くないといけない訳で、そのプレッシャーをいつも感じていました。本当の意味で、刺激ですよね。

    その中でも、あえて名前を挙げるなら、学生の新井翔太さん、石井隼さん、中村岳さん、それから社会人の内藤雄介さんです。

    学生の3名の方は、 今後どのような道を選択したとしても、大きく成長していくのではないかと感じましたし、内藤さんは、今いる位置からできることを見つけ出して行動に移す姿には、いつも刺激を受けていました。

    こちらの4名に限らず、皆さんから受けた刺激があったからこそ、この1年間は、今までの人生の中で最も貪欲に、最もアグレッシブに活動できたものだと思います。
    あとは、皆さんこんなおっさんにも気軽に接してくれて、とてもうれしかったです。寂しがり屋男子なので(笑)。
    ホントにありがとうございます!

  • Q5なぜ、今の働き方を選んだのですか?

    A5私は会社勤めではないので、なぜフリーのライター/編集者の仕事をするようになったかという観点でお話します。

    正直なところ、私は最初からライターや編集者の仕事を志向していたわけではありません。
    これは基本的なことではありますが、仕事をする上で最も大事なのは、「自分のやりたいこと」「自分のできること」「社会から求められていること」が合致していることです。
    特に年齢が高ければ高いほど、「自分のできること」をどれだけ持っているかがキーになります。

    ですので、自分が他業界で身に付けてきた能力やスキルで、スポーツ業界に生かせることって何だろう、ということを模索していました。
    だから、とにかくいろんなセミナーや講習会、インターンには足を運んで、それを見つけ出そうとしていました。

    そんな中、MARS CAMPとサッカーマガジンZONEの共同で「Webライター講座」が開催されることを知りました。
    ライター志向はあまりなかったのですが、興味本位もあって参加してみました。
    そこで高い評価をいただき、サッカーマガジンZONE Webに自分の記事を2回、掲載してもらえることになったのです。

    そこで初めて、自分には「書く」スキルがあることを知ることができました。
    これは、決してコンサル業界で培った能力というわけではありませんでしたが。

    「その後しばらく、ZONEとの関わりは特になかったのですが、いろんな縁が重なり合い、昨年の10月に、編集者の仕事に興味はあるかとお声を掛けていただくことになったのです。
    全く未経験の分野なのでもちろん不安はありましたが、それ以上にチャレンジしたいという気持ちが上回り、その場で「ぜひ!」と返答しました。
    あちらもまさか即答でくるとは思っていなかったため、逆に戸惑ったようですが、未経験ならばなおさら大事なのはやりたいという情熱だ、と考えられ、まずはトライアルという形で編集スタッフ入りすることになりました(現在は正式メンバー)。
    未経験の自分をスタッフに入れるという決断は、普通に考えれば常識外のことで、本当に感謝してもしきれません。
    だからこそなおさら、自分の持てる力は全て発揮させたいと考えています。」

    私が強く皆さんに伝えたいことは、自分が何に向いているか、どんな能力があるか、どんな未来が待っているか、それは自分でも分からないということです。
    自分で勝手に限界を作らず、とにかくいろんなことにチャレンジしてみてください。いろんな人とお話をし、関わってください。

    そうした中から、自分でも思いもよらない未来が作り上げられると思います。
    逆の言い方をすると、未来の自分を作るのは、今の自分しかないということです。
    今、自分ができることを精一杯やることで、初めて未来は自分の望むものになると思います。今を全力で生きてほしいですね。

  • Q6業界の中で今の場所故のやりがい

    A6『サッカーマガジンZONE』はサッカー雑誌ではありますが、サッカーの競技面だけにフォーカスした媒体ではありません。サッカーを日本に文化として定着させていくためにはどうすればよいか、それをテーマに作られています。

    私も以前から、スポーツの持っている価値をスポーツの中だけで完結させていては、日本のスポーツは発展しないと思っていました。スポーツの持っている価値を、どれだけ社会に還元させることができるか、その価値をどれだけビジネスにできるか、それが日本のスポーツを発展させるための絶対条件だと考えています。
    そういう意味では、ZONEという媒体からサッカーのさまざまな価値を、サッカー以外のものと絡めて発信していくことは、自分の考える理念に近いと考えています。

    まずは、サッカーファンの読者の方に、サッカーの持っている価値を競技面以外の部分に気付いてもらうこと、今度はそれを読者の方がサッカーファン以外の方に発信してもらうことで、日本社会におけるサッカーの地位を底上げしていくこと、そういったことを、メディアという立場だからこそ有している発信力を活用して寄与していけることが、大きなやりがいですね。

  • Q7VISION-なし得たい事

    A7なし得たいことは、スポーツを日本の社会に定着させ、日本人の生活に根付かせて、日本独自の文化に発展させていくこと、それが私自身のVISION、理念です。

    すごく抽象的ではありますが、そのためにできることは、何でもやっていきたいと考えています。

    まずはZONEで、メディアという立場から、そのためにできることをやっていきます。その中で、ZONEというメディアブランドの発信力に頼らず、自分自身の発信力をつけ、それを活用したビジネスモデルを作り上げていくことが直近の目標です。

    同時に、メディアという立場にこだわらず、VISIONに向けて必要だと思うことは、どんどん進めていきたいです。先駆者の方と協力してやっていくことになるかもしれませんし、自分で事業を立ち上げてやっていくことになるかもしれません。自分自身がフリーランスでやっているという強みを生かして、どんなことにもチャレンジしていきたいですね。

  • Q8MARS CAMPで喋るとすればお題は何がいいですか?

    A8難しい質問ですね。

    自分は社会人歴という意味では10年以上のキャリアがありますから、そういった立場から「スポーツ業界で働くこと」とは何か、という話ができたらいいなと思います。

    そもそも、働くことや仕事の意義やビジネスとは何か、というのは、スポーツ業界だろうがその他の業界だろうが、何ら変わることはありません。
    もちろん、それぞれの業界での特殊性はありますが、根本は何も変わりませんし、そこを理解していないと、特にスポーツ業界のような未成熟な場所で活躍することは難しいのかなと思います。
    ですので、そういったお話をできればいいなと思います。

  • Q9これからのCAMP生に一言/CAMPはこうやって使い倒せ

    A9知り合うことができた人にはどんどん会いに行って、話をしてほしいですね。

    MARS CAMPは、人脈を作ることができる場でもありますし、いろんな業界の方が長い時間をかけて培ってきた経験やビジネス観を、手に入れさせてもらえる場でもあります。

    ただ講義を受けて、交流会で話して、名刺をもらうだけでは、その1割も手にしていないと思った方がいいでしょう。恥ずかしがったり、遠慮したり、気後れしたりせず、ガツガツいってほしい、誰かに与えてもらうのを待っているのではなく、最大のものを得たり学んだりするために、自発的に考え行動できる人になってほしい。そういう人だけが、スポーツ業界に入るだけでなく、活躍できる人になるんだと思います。

    なでしこジャパンの佐々木則夫監督の言葉に、「成功の反対は失敗ではなく、チャレンジしないこと」とありますが、まさにその通りだと私も思います。失敗は、自分が成長するチャンスです。つまり、成功に近づくための過程です。言い方を変えれば、失敗の数や内容が、自分自身の強みになるということです。

    スポーツ業界で(以外でも)活躍するには、自分だけの強みをどれだけ数多く持てるか。そのためには、自分しか経験したことのないような失敗をどんどんしちゃいましょう。

    MARS CAMPでなら、きっとMARSの社員の方たちがフォローしてくれるはずです。

    なんで、いっぱい失敗してたくさんお世話になっちゃいましょう(笑)。
    そのかわり、失敗からたくさん学び、成長して、次に生かしていくことが絶対条件ですよ。

    私も、昔はなかなかそうガツガツできる人間ではありませんでしたが、自分の意思で変わったと思います。
    できるかできないかではなくて、やるかやらないかだけ。
    自分の人生ですから、「誰か」任せになったり「運」「タイミング」頼りになるのではなく、「自分」でつくっていきましょう。
    とにかくチャレンジ精神を旺盛に、がんばってくださいね!
    皆さんと一緒にビジネスができる日を、とても楽しみにしています!