注目度急上昇のe-Sportsを、ヴェルディとRIOT GAMESから紐解く豪華対談

講座レポート

  • 対象講座
    RIOT GAMES × 東京ヴェルディ1969コラボイベント! 《SPORTS》と《e-SPORTS》 事業展開と親和性。最新の取り組みから新たな事業展開を考える
  • 日時
    2016年11月25日(金) 19:30~21:30
  • 会場

    ハーモニータワー27F カンファレンスルーム

    MARS SPORTS AGENT本社(東京都中野区本町1−32−2)

  • 講師/ゲスト
    齋藤亮介詳細
  • 講師/ゲスト
    森 太郎詳細
  • ナビゲーター
    仲島 修平詳細

スポーツビジネス界で注目度急上昇中の≪e-Sports≫。
その最前線で事業を展開中の2社による豪華対談が実現!

国内プロスポーツチームとして初めてe-Sports参入を果たした東京ヴェルディから森氏。そしてe-Sports界で世界的に大きな影響力を持つコンテンツであるLeague of legend(LoL)を提供し、e-Sportsのリーグ運営も行うライアットゲームズから齋藤氏がご登壇。

森氏は本イベントの翌日から「日本eスポーツリーグ」の開幕を控え、齋藤氏は週末からLoLの世界大会がスペインで実施されるという、まさにタイムリーなタイミングでのイベント実施となりました!

イベント冒頭、森氏からは「東京ヴェルディがe-Sportsに参入したというニュースを見た方は、なぜサッカーチームがe-Sportsに?という疑問が生まれると思いますが、その『なぜ?』の部分をお答えしていきたいと思います」との言葉を頂戴し、齋藤氏からは「これはクイズですが、メジャーリーグのWEBストリーミングをやっている事業会社が、某e-Sportsを放送するライセンスを仕入れようという噂話があります(笑) いくらでしょうか?」「答えは○○円!」とクイズ形式で早速、e-Sportsが海外ではどれだけ価値があると考えられているかが如実に伝わるお話を頂戴し、受講生にとってこの日のイベントへの期待値が一気に高まるお話からイベントスタート。

両社から改めて現在行っている事業展開についてお話を頂戴します。まずは東京ヴェルディの森氏から。

「“オリジナル10”と呼ばれる、Jリーグ初年度からリーグに参加しているチームです。20代と30代でイメージが違うと思いますが、現在は総合型地域スポーツクラブとして活動していて、Jクラブの東京ヴェルディの他、なでしこJAPANにも多くの選手を送り出している日テレ・ベレーザ、そして東京ヴェルディの名前でトライアスロンチームやバレーボールチームも存在しています。またアカデミーやスクールの運営はもちろん、ヴェルディ幼児園も開園。それにe-Sportsが加わっているのが今の“東京ヴェルディ”です。」

と総合型地域スポーツクラブとしての事業展開の幅広さを端的にお話頂きました。

そして今回のイベントのテーマでもあるe-Sportsに日本のプロスポーツチームとして初めて参入し、e-Sports大会やe-Sportsイベントを実施することで普及・発展にも関わっていくという考えのもと、e-Sportsに取り組んでいます。

現在森氏はパートナーと提携し、e-Sportsチームのチーム運営とフロント業務を担っており、日本のe-Sportsリーグで設けられている3種の種目を通年で戦うチーム作りに向けて、選手のレンタル移籍なども行い、優勝を目指すチーム体制を作っている真っ最中。こうしたe-Sportsの活動を行うことで、総合型地域スポーツクラブとして
「フットボール部門だけではできない魅せ方で、レノボ・ジャパンさんのような世界的企業さんとコミュニケーションを取ることが出来た事はクラブ内でも大きなインパクトになっています」とは森氏。

その他にも、東京アニメ・声優専門学校とは産学連携パートナーとして、ATHLETAとはフットボール部門同様にオフィシャルサプライヤーとして、トラストゲーミングというオランダ発のゲーミングデバイスメーカーとも協同しています。

 

続いてヴェルディの森氏と並んで登壇している、ライアットゲームズの齋藤氏からも現在の事業展開について伺いました。

齋藤氏から「すべては会社のMISSIONである『プレイヤーフォーカス』。ココが大事です。」
と基本的なライアットゲームズ社のマニフェストを伝えて頂きました。

e-Sportsの品質を向上していくことでプレイヤーに満足度を提供していくこと。例えば単発のトーナメントでなく、リーグを作ることで週末にe-Sportsを楽しむ場所を提供することもプレイヤー体験の満足度を高めることにも繋がり、それをファンにも提供することで興行として機能を持ち始めることになります。

「日本のソフトパワーに対する期待値は高い。しかし世界的に見れば日本はまだe-Sports後進国なので、近い将来、サッカー日本代表がそうだったように世界大会で日本代表が勝つ未来を作りたい。」とは齋藤氏。

その世界大会の舞台を作っているのもライアットゲームズ社。
2015年から世界大会を実施し、2016年の決勝の賞金は5億円を超えており、日本代表の勝利がもたらす影響力も計り知れないものがあります。

代表の強化と世界大会での躍進を促す上で必要になってくるのが、国内リーグの存在。
ライアットゲームズでは日本国内リーグの立ち上げを行い、選手やチームの契約、FAやトレードの期限をいつにするか?などルールの整備や、世界大会のスケジュールを見据えた興行の設計など、他のスポーツ団体のリーグ・協会の仕事と同様の実務を担っています。

中でもライアットゲームズ社がリーグ運営を行う中で特に力を入れているのが、選手の教育。

「20歳近辺がアスリートとして旬になるのがe-Sports。その後の選手のセカンドキャリアを考えることも非常に重要で、引退後も生かせるか?という視点に注力しながら実施しています」との齋藤氏の言葉には、やはりプレイヤーフォーカスの理念が見えてきます。

こうした国内リーグの運営を行う中で、興行をマネタイズしていくことも必要な仕事。

この領域に関しては、スポーツチームの運営ノウハウが生かせる部分でもあり、新リーグ立ち上げ期の『League of Legends Japan League (LJL)』にとっても求められる力でもあります。

そういう意味では、一見するとあまり関わりが無さそうなスポーツチームとe-Sportsの間に共通項が浮かび上がってきます。

イベントのゲストとして登壇頂いた2社の事業展開と現在地を伺った後は、e-Sportsの最前線で活動中のキーマンお二人が、それぞれに今聞きたいことを直接質問して頂き、《SPORTS》と《e-SPORTS》、事業展開と親和性。最新の取り組みから新たな事業展開を考えていきます。

≪キーマン同士、ココガ聞キタイ!5つの質問≫

―日本eスポーツリーグについてどう思う?(森氏→齋藤氏)

森氏:すでにe-Sportsリーグの運営実績を持っているRIOT社から見ていかがでしょうか?

齋藤氏:まずは率直に、日本e-Sportsリーグを盛り上げて欲しいと思っています。ただ、我々としては世界でのリーグ運営をしていた母体があり、プロリーグをどう運営するかという知見が世界のリーグ運営実績からありました。そういう意味では日本では0から立ち上げるのは大変だと思います。

森氏:海外の運営ノウハウがあった上で、日本ならではの運営の違いや難しさはありますか?

齋藤氏:日本にe-Sportsのプロという文化がなかったので、契約の仕方1つ取ってもわからないことだらけ。決まった規定が無い。そこは大変な所でもありますね。

―リーグ運営側に望むことは何か?(齋藤氏→森氏)

齋藤氏:現在色々な方々とお話をして情報交換をしていますが、リーグに対する忌憚のない意見を聞きたいですね。

森氏:チームがリーグに求める事としては、いかに一緒にビジネスをしてくれるかが大事だと思っています。というのも、多くのプロスポーツリーグでは、リーグに所属するために入会金や会費をチームが支払っています。そしてリーグと共に活動し、リーグとして得られた収益は各チームへ分配金という形で還元される。チームだけで収益を生み出すのでなく、リーグと一緒に収益を最大化することが、リーグに所属するメリット。リーグが主導となってビジネス面でも成功事例を生み出していき、それをこれからのチームにも提示していくといった、ビジネス面でどこまで広げられるかにも期待値がありますね。

森氏:これまで3つのリーグに所属するチームで仕事をしてきましたが、リーグによっても様々な特徴がありましたが、チームとリーグが一緒に、ビジネスをうまく展開していける環境であるといいですね。

齋藤氏:耳が痛いお話もありますね(笑)。いかにチームが経営上軌道に乗せるかの、お手伝いもやっていこうと思っています。そのために運営スタッフ側の教育や研修も実施していくつもりです。

齋藤氏:今の森さんのお話を聞いて改めて勉強になったのは、良質な試合・放送・イベントを行なっていれば、お金は後からついてくるという視点だけでなくて、一緒にビジネスを作り出していくという視点を持つべきだと思いましたね。

齋藤氏:しかしゲームでいうと、ビジネスにしなくても良い部分もあります。まずはプレイヤー満足度を高めること。それからビジネス面を強化していく必要がある。しかし、ある程度ビジネス機会がないと選手や運営スタッフもそろえられない。なのでチーム強化とビジネスの両輪を回すことが必要になるのかなと思います。 

―LoLの日本国内でのPR戦略、ユーザー獲得はどうしておこなう?(森氏→齋藤氏)

森氏:e-Sportsの露出は徐々に出てきていますが、どうやってPR戦略を立てていくかにも興味があります。

齋藤氏:プロスポーツができるゲームなので、LoLも正直とっつきやすいゲームではないんですね。なので例えばTVCMを打っても、そこから興味を持ったプレイヤーの体験を担保することは難しい部分もあります。よくあるゲームのマーケティング手法である<流行っている>という部分を押し出すのではなく、実態から広げていく。コアゲーマーの方々から口コミが伝播していくことが中心になります。

齋藤氏:e-Sportsの新規ファンの獲得のメインのターゲットはゲームをやっている人。この人たちにいかにe-Sportsをやってもらうか、そしてゲームをやっていない人にe-Sportsをどう見て貰うかが鍵です。

齋藤氏:意外に日本はe-Sportsを見る文化が多いです。日本ではゲームの攻略本とかって売れていますよね?日本人の特性として、何が正解かを知りたがるんだと思うんです。ただしLoLは明確な正解がない。じゃあ何が正解か?そこでプロ選手のプレーを見るわけですね。

齋藤氏:またe-Sportsを見ていない層にどうアプローチするか?という部分に関しては、別のプラットフォームにアプローチする必要があると思っています。何をエンターテイメントと置くかなんですが、例えば将棋。今《見る将棋》というのが流行っていて、将棋のルールがわからない人も将棋を見ています。何を見ているかというと、棋士がいつお菓子を食べるか?という部分ですね。それをキッカケに将棋のルールを理解することもありますので、どういう風に見せるかという軸を作り、別の楽しみを生み出すことも新規ファン獲得には大事な戦略になります。

森氏:新しいファンを増やすための戦略はスポーツチームも近しいですね。例えば試合中にチアリーダーがパフォーマンスを披露したり、イベントなど特典付きチケットの販売などがそれに当たる。新規ファンをどう競技以外のコンテンツで惹きつけるかを考えるのはe-Sportsも一緒なんですね。

齋藤氏:そういう意味では色々な仕掛けをしてみたいと思いますが、気をつけなくてはいけないのは、コアなファンの存在。こことのバランスをどう取るかもキモです。運営側がコアファンへの理解をした上で遊び心を加える事ですね。

森氏:サッカーでもコアファンの存在は欠かせないので、やっぱりスポーツとe-Sportsは似てるんですよね。

―ヴェルディがe-Sportsチームの主要なファン層と見込むターゲットは誰か?(齋藤氏→森氏)

齋藤氏:スポーツはスタジアムや地域をコアにしやすい。しかしe-Sportsはそれがない。1つの地域でということはないので…。

森氏:ヴェルディの場合は、若年層にいかに興味を持ってもらえるかがポイント。観戦者調査ではヴェルディの年齢層は30~40代が多いそうです。昔からのファンが多いので、今は若い年齢層のファンが少ない傾向にあります。もちろんチームとしては若い層に限らず、どの年代にも興味を持ってもらうための施策を行っているのですが、e-Sportsを通して10代や20代の若い子がヴェルディに興味を持ってもらえるキッカケになるのではないかという期待はあります。

齋藤氏:なるほど。e-Sportsのリーグを運営している立場としては、ヴェルディさんの取り組みでe-Sportsがゲームメディア以外のスポーツ新聞やメディアに露出していく現状はリーグとしてもうれしい事ですね。

森氏:逆にチームとしては、ゲームメディアにも露出が生まれることが1つのメリットでもありますね。

―日本のe-Sports業界に足りないことは?(森氏→齋藤氏)

森氏:実はe-Sportsについて素人に近い状態です。わからない事が多いので聞いてみたいです。

齋藤氏:一言でいうと「専門性」だと思いますね。たとえばe-Sportsのチームに専門性をもったコーチがいなかったりすると思いますし、e-Sportsのマーケティングを行う専門家もいなかったりすると思います。契約面のサポートをリーグがやっている現状ですが、チームでもそうした専門家を持つことは必要ですし、PRを行う上では映像制作の専門家に入っていただく方がシナジーが生まれると思います。

森氏:スポーツ界も同様の事が言えるかもしれませんね。なので私個人としては、スポーツ業界には、スポーツが好きな人、よりもスポーツでビジネスにできる人がもっと増えたほうがいいなと常々思っています。業種でなく職種の専門性も必要になってくるかなと。例えばサッカーが好きだからサッカークラブに入りたいと思うことはもちろん当然だと思いますが、それ以外の背景を持った人も必要。今日受講されている方でスポーツ業界以外で活躍されている皆さんにもチャンスがあると思いますね。

―良い選手を引きつけ、チームへの帰属意識を高める秘訣は?(齋藤氏→森氏)

齋藤氏:スター選手も含めて、選手をどうチームに惹きつけ、チームの帰属意識を高めることもチーム作りをする上で必要になってくると思うんです。

森氏:実はこの質問が一番難しいと思っています。(笑)。あえて、シンプルな答えを出すとするなら、チームの『ブランド力』かと。チームのカッコよさや美学。自分が所属していると言いやすい状態と言いますか。それはロゴがかっこいいとか。ユニフォームのデザインが良いとか。当然チームの歴史や強さももちろん大事です。

森氏:選手の立場であれば、チームがその後の選手のキャリアをどうケアしてくれるかどうかも大事。選手自身がチームへの愛着を持ってくれれば、それを応援するファンの方も愛着を持ってくれると思います。

齋藤:会社組織も一緒ですよね。採用という面でも企業の理念が大事になってくることもありますし。

森:スポーツに限らずそうだということですね。

―これからどんな人にe-Sportsの業界に入ってきてほしい?(森氏→齋藤氏)

齋藤氏:あえて言うならe-Sportsに情熱を持っている人。まだまだ立ち上げ期なので戸惑うこともあると思いますが、そこでパッションがないと先に発展していかないと思うんです。僕もパッションだけで飛び込んできたようなものなので(笑)。

―ヴェルディのこれまでの事業とのシナジーはどういった点を見込んでいるのか?(齋藤氏→森氏)

森氏:ヴェルディに興味を持ってくれる人の入り口を作ることですね。例えば先ほどのゲームメディアでの露出の話もそうですね。これまで無かったつながりは既に生まれています

齋藤氏:ちなみにシナジーには2種類あると思っていまして、外部とのシナジーと内部でのシナジー。内部ではどうですか?

森氏:その点で挙げるなら、総合型としての事業を展開しているからこそ生まれる、クラブスタッフにとってのサービス提供の選択肢の広がりですね。

森氏:僕らの価値提供先でもあるホームタウンで考えると、e-Sportsはまだまだ認知度がない分野だと思いますし、中々ピンとこないと思います。しかし、自治体の声を聞き地域還元ができる道筋をe-Sportsで作り、地域の社会課題の解決を図ることが出来ると思います。例えば自治体の悩みに若者が少ないというものがあった時に、市のPRとしてe-Sportsのリアルイベントを行い、地域に若者が集まる機会を提供すること等も挙げられます。

―League of Legendsのチームを作る予定はあるのか?(齋藤氏→森氏)

森氏:予定というほど具体的ではないですが、チームを作る考えはあります。今日のイベントを経て、それがより深まった感はありますね。

―これからLoLチームができるとすれば、どんなチームを望む?・東京ヴェルディにLoLチームを作るのはどう思うか?(森氏→齋藤氏)

齋藤氏:これからのチームに望むことはやはり、《世界を目指す》そんなチーム作りをしてくれるチームです。例えばラグビーはまさにそうですが、日本代表が世界で活躍することで生み出される影響力は計り知れないものがあります。

森氏:そういう意味では、e-Sportsのチーム名に『東京』を残したのは、五輪も含めて日本に注目が集まる中で、海外展開も見越した部分が大きいですね。しかもe-Sportsの場合は決勝戦に全世界で3600万人が見るビッグコンテンツ。挑戦し甲斐があります。

≪今後の仕掛け≫

ここまでe-Sportsの最前線でご活躍中のお二方のお話をたっぷりと聞いてきた受講生。

そんな受講生にゲストのお二方から、今後の仕掛けにおける注目ポイントについてお話頂きました。

ライアットゲームズの齋藤氏からは、「e-Sportsのビジネスをどう拡大していくか。メディア・出版・スポンサーが今後の鍵となると思います」とe-Sportsの事業で今後パートナーとなりうる存在をご教示頂き、期待値も高まります。

また東京ヴェルディの森氏からは「地域に根付いた活動を展開しているので、自分が担当する多摩市はもちろん、Jクラブとして活動していることで他の地域にもコミュニティがあります。地元の企業・メディア・スクールなどエリア毎に関係構築を行っているなかで、これにe-Sportsがどう展開していくのか。ココに注目してほしい!」と国内スポーツチームとしてe-Sports参入を果たしたパイオニアとしての展開は、スポーツを仕事にしたいと考えている受講生にとって注目必須です。

イベント最後の質疑応答の部分では、受講生から多くの質問が飛び交い、その質問に森氏と齋藤氏からそれぞれ回答頂き、新たな発見と情報を提供頂きました。

受講生とゲスト講師がじっくりと情報交換出来る時間がたっぷりあることは特別イベントならでは。

この日の受講生からは

◎e-Sportsであれば実現可能な東京ヴェルディVS他競技団体という夢のドリームマッチの話には心が躍りました!
◎スポーツに関わる・関わらないに関係なく、専門性を身に着ける事の重要性を認識しました。
◎e-Sportsもスポーツも考え方の根本は一緒で、スポーツの影響力を高める1つの手段になると学びました
◎同業界のお二人がゲストということもあり、e-Sportsのより深い部分を理解するイベントになりました

など、スポーツ業界注目のe-Sportsの事業展開に対する理解を深めていた様子。

 

瞬く間に終了となった2時間の特別イベントの締めは、ゲスト講師の2人から、スポーツの仕事に興味関心がある受講生に対してのラストメッセージ。

森氏からは
「僕がヴェルディでe-Sportsに関わるのは単純に面白そうだと思ったから。これまでやってきた経験を元に、自分が面白いと思うことに積極的に取り組むことを意識しています。それを実現できるスキルを積み上げることは必要ですね。今日ここに来て、スポーツビジネスを学んでいる皆さんと将来一緒に働きたいと思っているので、その未来を目指してぜひ頑張ってください!」とイベント中にも出てきた『専門性』のある人材になって貰うことを期待も込めてお伝え頂きました。

齋藤氏からは
「e-Sportsの盛り上げに色々な形で関わってほしいです。まずはスペインで行われる世界大会で、日本代表が戦う姿をぜひ見てください!」とe-Sportsの魅力を知り尽くす齋藤氏からは、まずはLoLの頂点を決める大会を見て貰えればその影響力の高さを感じられるといった自信が垣間見れるお言葉を頂戴し、全世界から3600万人の注目が集まるコンテンツに、この日の受講生も加わること間違いなしの予感を漂わせ、イベント終了。

まだまだ未知の領域であるe-Sportsに踏み込んだばかりの国内のスポーツ産業。
この日のゲストである2人の先駆者からのお言葉1つ1つを消化し、その産業を支える人材を増やし続けることが出来れば、まだまだ成熟なスポーツ産業市場を劇的に成長させる起爆剤になることでしょう。

講師/ゲスト

合同会社ライアットゲームズ ディレクター

齋藤亮介

1999年に大学を卒業後、P&Gやインテルなどのグローバル企業、およびコンサルティング会社などを経て、2015年に「プレーヤー体験を最優先」という会社のマニフェストに共鳴しRiot Gamesの日本法人に参画。日本へのゲーム「リーグ・オブ・レジェンド」の導入およびe-Sportsの国内リーグ「League of Legends Japan League (LJL)」の運営に携わる。
LJLのリーグ運営、またLJLにつながるチャレンジャーシリーズの開催、選手やチーム運営者向けの研修など多岐にわたる活動を実施し、国内リーグを盛り上げ、世界大会で日本代表チームが活躍できるようにすべく様々な施策を実行中。

森太郎

東京ヴェルディ1969フットボールクラブ株式会社
パートナー営業部 パートナー営業グループ 
兼 ファンデベロップメント部 ホームタウングループ

森 太郎

1984 年生まれ 兵庫県出身 
大阪府私立大阪星光学院高校・早稲田大学商学部 卒業
大学卒業後は、総合 PR 会社ベクトルグループ・株式会社アンティルに入社。 大手家電メーカーや製薬メーカー、音楽系 SNS、スポーツイベントなど幅広いジャンルの PR 業務に関わる。 2012 年には株式会社西武ライオンズに入社。 ファンクラブ・グッズなどの事業関係の PR 業務を中心に、スポーツビジネスの現場でのキャリアをスタート。 2013 年 からは和歌山トライアンズ、その後は西宮ストークスと、プロバスケットボールチームにて広報・プロモーションに限らず、事業面全般に携わる。2016 年より現職。東京ヴェルディでは野球・バスケと別競技やプロモーション分野での経験を活かし、パートナーセールスとホームタウン活動に従事。また最近では、日本のプロスポーツチームとして初めて参入したeスポーツ部門の立ち上げにも関わる。

08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりMARS立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなど、社内事業を横断的に従事し、10年より立ち上げた、「MARS CAMP」商品企画・広報も担当。新卒・中途共にスポーツ業界内企業の外部人事部として活動しながら、体育会系人材の就職支援やアスリートと企業を結ぶセカンドキャリア支援など、スポーツとキャリアをトータルでプロデュースする。