横浜F・マリノスが語る。クラブのファン満足度をUPさせる「感動」の仕掛け

講座レポート

  • 対象講座
    Dream Job!-感動請負人の仕掛け(1)
  • 日時
    2014年10月16日(木) 19:30~21:30
  • 会場

    TKP新宿ビジネスセンター 11Fスカイ会議室

    東京都新宿区西新宿2-3-1 モノリスビル11F

  • 講師/ゲスト
    永井 紘詳細
  • ナビゲーター
    仲島 修平詳細

2014年10月から、5年目を迎えたMARS CAMP。

開幕戦となった初回は1期、そして5期でもゲストとしてお越し頂いた、横浜マリノス株式会社の事業本部でご活躍中の永井紘氏。

本講義開催日の週末には、チームのホームゲームが控える中、「スポーツを一生の仕事にしたい!」と考える受講生の為ならばと、多忙を極める中でのご登場を快諾頂きました。

永井氏の現在の仕事は、横浜F・マリノスでのチケッティングも含めたマーケティングをご担当されており、本講義の題材となっているように、まさにDream Job!

スポーツ業界の仕事の中でも断トツ人気のあるスポーツチームのマーケティングの仕事のリアルが聞ける事もあって、この日の講義参加者は110名超え!注目度の高さが伺えます。

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永井氏には1期・5期の時にはスポーツチーム営業としての活躍のリアルをお伝え頂き、
主にスポンサー営業のリアルを手ほどき頂きましたが、今回は「感動をつくるためのマーケティング!」のリアル。

まずは、Jリーグにおける横浜F・マリノスの位置付けからご解説頂きました。

2013年シーズンは入場者数やグッズ収入など営業面での「クラブ史上初!」という成果が出た年でもあり、遂に黒字化。2013年度Jクラブ個別情報開示資料を元に、数字を追ってみてもJ1トップクラスのクラブとなります。

「1試合でも雨だったら黒字じゃなかったかもしれない」としながらも、黒字化を達成した
その背景には、やはり永井氏を中心に展開する、クラブのファンの満足度をUPさせる「感動」の仕掛けが隠れています。

『「感情」を「動かす」のが感動で…それはお客様の想定を超えるサービスを提供しないといけないので…ハードル高いですよ(笑)』とは永井氏。

チームを愛するファンが、クラブに求める期待値を越えなければ「感動」は生み出せない中で、永井氏が取り組む仕事のキーはCRM!

「年間2~3回来ているファンの方にもう1回来てもらう」
例えば、こんなテーマを持ちながらサービスを提供しています。

その為にも、チームのファンの方一人一人の特性や求めているものを理解する必要があり、それは永井氏の「今はチームにロイヤリティの高いファンの皆さんが何を本当に求めているのか??何に価値を見出して下さっているのか、試行錯誤でやっています!」という言葉にも表れています。

仕事のリアルの部分では、ファンクラブ向けの取り組みと、新規ファン向けの取り組みの2つを事例にお伝え頂きました。

サービスの提供先を意識しながら取り組んだポケモンとのコラボ企画や、新規女性ファンの獲得に向けたGIRL’S FESの展開など、将来スポーツチームで働きたいと考える人にとっては目からウロコの施策ばかり!

そして、Jリーグが推進しているアジア戦略におけるマリノスの取り組みでは、国内のファン向けの展開のみならず、パートナーシップを組んでいる国やアジアクラブと連携した目的・背景、そして仕組みにまで言及頂き、「スポンサーに価値を提供する新しい手段として、アジアの企業とのB to Bマッチング。これは日本のサッカーチームだからこそできる事です。」と永井氏より、ここでしか聞けない話が盛り沢山の内容となりました。

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この日の講義の受講生からは…

◎スポーツチームの仕事といっても中々イメージが掴めなかったが、想像以上に仕事のリアルを伺え、まさに期待値を超え「感動を生み出す」初回講義でした
◎クラブがいかに顧客目線に立ってイベントを企画しているか、その背景を知る事が出来た
◎アジアにおけるJリーグとマリノスの価値を、現在進行形の事例を通して知る事が出来た
◎今まで知っているつもりでしたが、ファンを集団でなく1人1人の顧客として捉えるサービス提供する仕事の裏側を知れてよかった
◎スポーツチームで働く人のマインドや具体的な業務内容を聞けたこと、そして周りのCAMP生の意識の高さも今後のモチベーションにつながりました!

など、「知っているようで知らない」スポーツチームの仕事のリアルや、スポーツが感動を生み出すツールとしての力を再認識するお声も多く頂戴しました。

数々の人へスポーツチームの立場から感動を与えてきた永井氏の考える仕事の流儀は
「本質を掴む」こと。

クライアントが何を求めているか?を常に考え、要点をまとめて出すこと。
サービスを提供する先のお客さんの事を日常から常に考えていくクセを身につけることの重要性をお伝え頂きました。

そして講義最後のラストメッセージでは
「スポーツビジネスは未開の地。まだまだやらないといけない事と、やれる事が多い業界です。だからこそ能動的に動ける人や探究心を持って仕事を進められる人を求めています。スポーツの可能性は無限大。将来皆様と一緒にスポーツ業界を盛り上げていけたらと思います。」とお伝え頂きました。

今回の講義を通して永井氏より、末端の手法論だけではなく「そもそも…」大事にされている部分、実現の背景、実現する上での乗り越え方や、やってみたからこそもっとできたことなどを大事に、大事に。そして熱を込めてお話頂きました。

その熱を受け止める<学生・社会人>が混在する110名を超える来場者の皆さん…熱量は開幕戦に留まることなく、是非、持続的なものに!

このコミュニティも、スポーツ業界も、社会も。盛り上げていきましょう!

講師/ゲスト

横浜マリノス株式会社 
事業本部 第一事業部

永井 紘

早稲田大学スポーツ科学部スポーツビジネスコース卒業。
 横浜マリノス株式会社に入社。
チケットやホームタウン、法人営業を経験し、現在はファンクラブを基軸としたCRMを主に担当。
 定常業務としてチケット(ホームゲーム集客)や試合運営を併せて担当し、部署横断型プロジェクトとしてアジア戦略も担当。

08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりMARS立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなど、社内事業を横断的に従事し、10年より立ち上げた、「MARS CAMP」商品企画・広報も担当。新卒・中途共にスポーツ業界内企業の外部人事部として活動しながら、体育会系人材の就職支援やアスリートと企業を結ぶセカンドキャリア支援など、スポーツとキャリアをトータルでプロデュースする。