スポーツで地域を活性化!中野区に根差すスクール事業の実態!

講座レポート

  • 対象講座
    スポーツで地域に還元できること②
  • 日時
    2015年8月28日(金) 19:30~21:30
  • 会場

    TKP新宿ビジネスセンター 11Fスカイ会議室

    東京都新宿区西新宿2-3-1 モノリスビル11F

  • 講師/ゲスト
    星 一輝詳細
  • ナビゲーター
    仲島 修平詳細

東京五輪が決定してからというもの、近年増え続けるスポーツ業界志望者。
その中にはスポーツで実現したいことに「地域活性化」というキーワードを挙げる方も多くいます。

「スポーツで地域に還元できること」と題した今回の講義は、ALIBOW株式会社の代表取締役であり、NPO法人リバティフットボールクラブ理事長も務めている、星 一輝 氏にお越し頂き、スクール事業展開を中心に行うスポーツクラブとして地域に還元できる事を考えていきます。

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実は今回の講義のゲストである星氏はMARS CAMP第8・9期生!

元々は受講生だった立場から、今回は講師としてご登場頂いたこともあり、(少し?)緊張した面持ちから講義スタート。MARS CAMP卒業生から直々に地域におけるスポーツの価値提供術をお話頂きました!

星氏は高校卒業後から、有限会社リバティースポーツでサッカーコーチとしてアルバイトをした後、1年半のロンドン留学にてFA Internationl Coaching Licenceを取得。(現・Jリーグ名古屋グランパス監督の西野 朗氏を始めとした、現在の日本を代表する監督・コーチ陣も取得している権威あるライセンス)

帰国後の2014年に、27歳で現ALIBOW株式会社代表取締役へ就任し、スポーツ会社から総合的な子どもの育成を掲げて事業を拡大中。

元々は幼稚園のサッカークラブでしたが、現在は「学びを育てる放課後」をテーマに、サッカークラブをはじめ、体操クラブ、イベント事業、学研教室を運営し、地域への還元手段は多様化。2015年よりNPO法人リバティフットボールクラブを設立し、地域密着型のクラブチームとして中野区で100名を超える会員を抱え、活動の幅を広げています。

ALIBOW株式会社での活動に加え、NPO法人リバティフットボールクラブを設立した背景には、「実はMARS CAMPでの講義がヒントになっています(笑)」とインプットしたものを即、ご自身のビジネスに繋げることになった契機についてもお話し頂けました。

仕事のリアルでは星氏の今の取り組みに関してたっぷりとお伺いします。

まずは事業展開の軸となるスクール事業について。

東京都内でスクール事業を展開する上で、かならずネックになってくるのが定期的に使用できるスクール開催場所の確保。

NPO法人リバティフットボールクラブでは、東京都中野区・板橋区・文京区を中心にスクール展開をしていますが、主に利用する場所は公共施設の他に休日の学校施設。

単なる株式会社であれば、教育機関の管理する施設を使用することは容易ではありませんが、NPO法人として地域に還元するスクール事業に特化することで、休日の学校施設を活用した展開が可能となりました。

「幼稚園生が同じ指導者からの指導を受けたがっても、活動場所がない為に実現しないことが多く地域の課題となっています。幼稚園の園長先生と、小学校の校長先生が繋がっていることも多いので、それを解決する為に、小学校の施設をお借りする事が出来ました。また小学校から中学校に上がるタイミングでも顧問の先生がサッカーを知らないという状況だった事もあり、子供達からの声で、中学校のグラウンドを使用して部活動の指導をすることが実現し、結果的に幼稚園・小学校・中学校で一貫した指導をすることができました。」と星氏が言うように、一つの地域の課題を解決することにより、その後、他の地域課題を解決するに至った一連の流れをお話し頂きました。

またその地域還元方法の中に、サッカースクールだけでなく、幼稚園体操教室も含まれ「サッカーしかやらない子がいかに体操をしてもらうか。」という課題にも向き合いながら、サッカーコーチとしての活動と体操のお兄さんとしても活動するのが星氏の仕事。

活動エリア毎の地域の特性や、集客・運営面の違いにも触れて頂きながら、「今後はエリアを広げた展開にしていくか、幼稚園・小学校から対象を広げるかが悩みどころ」という星氏が事業推進上に実際に抱える悩みについても伺うことが出来ました。

またその後は、星氏が活動の拠点を置く中野区に新設された公共施設「白鷺せせらぎ公園」についてのお話に。ここの部分は、まさに地域のリアルなお話を頂戴しました。

白鷺せせらぎ公園の管理は、その地域に住んでいる方で構成される町会の当番制で管理されており、利用のほとんどは一般利用向け。利用希望者は多く、団体利用時間が限られていることもあり、「団体の数と施設の数のバランスが伴っていないのがこの地域の課題でもある」と星氏が言うように、地域からのスポーツ施設へのニーズは未だに多くあります。

こうした地域と向き合う事業を行う中で、スクール事業の他に星氏が手掛けたのがラジオ体操!

「MARS CAMPに参加している中で地域との接点は大事だと考えていた中、ラジオ体操の先生をやってくれないかという依頼がありました。最初は戸惑いましたが地域との接点を作る為にも引き受けました」と地域活動の一環として参加することに。

星氏の呼びかけから、ラジオ体操後にサッカーを行うなど、地域の子供たちが集まるコミュニティへと進化し、気付けば昨年のラジオ体操参加者を圧倒的に上回る10日間で延べ1500名を束ねる先生に!

また合わせて、町内会の美化・清掃活動にスクール生とも参加。

こうした草の根の活動することで、町内会の方々との関係構築が進み、ラジオ体操をきっかけに、「年をとってくると孤立しやすい」という町内会の悩みや課題を解決する、人と人がつながるコミュニティが広がっていきました。
この活動は更に広がり、町内会の会長からの紹介もあり、次は町内のお祭り行事へも参加することに。
町内一体となって取り組む地域イベントに、事前準備から関わり、地域の子供たちと大人を繋ぐ役割をこなすことで、より地域とクラブが繋がりを深めることが出来、「それが結果的にクラブ活動のプロモーションにもつながりました。スポーツクラブも地域のひとつ」と星氏が振り返った通り、地域の人々との共有・共存という手段でのスポーツクラブの地域還元法をお話し頂きました。

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また仕事のリアルの後半では、ALIBOW が「学研教室」とコラボした学習塾設立のお話を頂戴しました。

スポーツクラブと学習塾という極めて珍しいコラボを実施した背景には、「小学校高学年になると勉強や塾の都合もあり、クラブを辞めなければならない人が増える」という地域問題と「サッカーも勉強も6年生まではやれる環境を作りたかった。」と考える星氏の熱意が実を結んだ事が挙げられます。

「受験の為だけの勉強でなく、自発的な学習と楽しむ事を重視する学研の思想がマッチしました。」といった学習塾とのパートナーシップを築くに至るまでの過程や、町内会の人々が教室OPEN時に自然と協力し、偶然にも町内会の知り合いの娘さんも入会してくれた事例など、星氏のこれまでの活動が繋がりを生み、スポーツをキッカケに地域還元をするまでの一連の流れを、順を追ってお話頂きました。

福祉・医療費の高騰や子供達の体力向上というテーマは、地域の抱える喫緊の課題であり、その最前線で実はスポーツクラブが果たす役割は大きくなります。

今後のリアルのパートでは、「地域」を構成する企業・個人・自治体、それぞれの点をつなげることが重要であり、その主体者同士をスポーツを通して作られるコミュニティで繋げることが大事になってくることを考えさせられるお話であり、「実は地域を繋ぐパイプ役は少ない」との言葉には、スポーツクラブが地域に介在する価値の高さを如実に感じることに。

業界で活躍するMARS CAMP卒業生から直々にお話を聞いた受講者からは

◎MARS CAMPの活用法を、まさに生きた事例から学ぶことが出来た気がします!
◎スポーツがもたらす地域への影響力は、プロスポーツやイベント以外でも最大化できると感じました。
◎ラジオ体操から、まさかここまで地域へ還元できる手段が広がっていくとは思いもしませんでした
◎学習塾とのコラボに至った背景を伺うと、スポーツ×教育という形はもっと発展できると感じました。

と身近な先輩である星氏から新たな視点と学びを得られていた様子でした。

そんな星氏の考える仕事の流儀は

【失敗はない!】

「とは言いながら、失敗は恐れているんですが。(笑)“やった後悔は日に日に小さくなるけど、やらなかった後悔は日に日に大きくなる”という言葉をとあるイベントで見た時に、自分自身が一度留学を断念した経験もあったので、ものすごく共感しました。これを実感していたからこそ、やったことは失敗ではないのではないかと考えています」

と今の事業を推進する星氏の源泉を垣間見ることが出来ました。

そして一度キャリアを挟んでスポーツ業界に入るとすれば?という質問には

「人脈・営業力が身につく仕事。広告代理店」

を挙げて頂き、「どの仕事も人脈は大事だなと思っていて、その繋がりが仕事につながることもある。やっぱり大事だなと実感してます」と、人と人をスポーツで繋いできた星氏の言葉には実感が込められていました。

講義最後には、MARS CAMP卒業生である星氏から現役受講生に対し、

「今日話したことはほぼ1年以内でやったことです。8期生として活動している最中から、町内の方と接点を作れるように努力しようと思ったのは、このCAMPにきて色々な方のお話を伺ってやってきたこと。どんどんインプットしていけば必ず何かにつながると思いますので、今日のメッセージで「失敗はない」とお伝えしましたが、このMARS CAMPの機会を活かして、ぜひ皆さんもチャレンジして頂ければと思います!」
というラストメッセージ贈られ講義終了。

半年前まで一緒に学んでいたメンバーが、今やスポーツ業界で活躍する業界人に。
星氏から受け継がれていくバトンが、この日の受講生にとっては何よりの刺激となり、スポーツ業界を活性化に導けることを願わずにいられない講義となりました。

 


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講師/ゲスト

ALIBOW株式会社 代表取締役
NPO法人リバティーフットボールクラブ 理事長

星 一輝

1987年1月14日生まれ、東京都中野区出身。都立高校卒業後、有限会社リバティースポーツでサッカーコーチとしてアルバイトをした後、1年半のロンドン留学にてFA Internationl Coaching Licenceを取得。
 帰国後2014年、27歳で現ALIBOW株式会社代表取締役へ就任。スポーツ会社から総合的な子どもの育成を掲げて事業を拡大。現在はサッカークラブをはじめ、体操クラブ、イベント事業、学研教室を運営している。またサッカーについては、2015年よりNPO法人リバティーフットボールクラブを設立。地域密着型のクラブチームとして中野区で100名を超える会員を抱え、活動の幅を広げている。

08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりMARS立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなど、社内事業を横断的に従事し、10年より立ち上げた、「MARS CAMP」商品企画・広報も担当。新卒・中途共にスポーツ業界内企業の外部人事部として活動しながら、体育会系人材の就職支援やアスリートと企業を結ぶセカンドキャリア支援など、スポーツとキャリアをトータルでプロデュースする。