話題性や面白さのツボを抑えながら、顧客に刺さるブランドを展開

講座レポート

  • 対象講座
    市場参入!スポーツメーカーの野望
  • 日時
    2017年3月5日(日) 15:00~17:00
  • 会場

    TKP新宿カンファレンスセンター カンファレンスルーム4C

    東京都新宿区西新宿1-14-11 日廣ビル 4F

  • 講師/ゲスト
    神戸 洋昭詳細
  • ナビゲーター
    仲島 修平詳細

 

スポーツをするにあたって必要なもの、スポーツ用品。

本日のゲストはフレンチブルドッグがメインロゴのファッションレーベル「クラウディオ・パンディアーニ」をはじめ、「サッカージャンキー」や「ベースボールジャンキー」などのスポーツブランドを展開する株式会社1009から神戸氏にお越しいただきました!

実は神戸氏、現在は業界でご活躍中のゲストでありながら、元々はMARS CAMP第5期の元受講生!

受講生の気持ちも知っている神戸氏がMARS CAMP卒業後初の凱旋講義となった本日、スポーツメーカーの仕掛け、市場参入をメインに迫って参ります。

まずは、株式会社1009と運営するスポーツブランドについてのご紹介から。

株式会社1009は、ファッションレーベル「クラウディオ・パンディアーニ」を軸に、スポーツレーベルを立ち上げ、サッカー(サッカーjunky) を皮切りに、現在は野球、バスケットボール、ハンドボール、テニス、ラグビー、バレーボール、卓球、水泳、ラクロス、サーフィン、スノーボード、などのすべてのスポーツjunkyへ向けたユニフォーム、カジュアルライン、小物などの企画を行っています。

 

 

基本となる会社概要を解説頂いた後、神戸氏はブランドについて、「商品戦略」「流通戦略」「プロモーション戦略」といったマーケティング視点に沿ってご解説くださいました。

「私たちのブランドは、特に他のブランドに合わせず、商品のプライスゾーンを設定し、その幅で販売しています。流通という面では、ブランドの商品を置いてここに置いたら商品がカッコよく見えるのではないかという場所に商品を置いたりしています。また、私たちは売上に直結する店頭に、モデルの方に着用していただいたPOPを掲出し、店頭での販売促進を図っています。」

また、スポーツブランドとして、マーケティングの4P(Product、Price、Place、Promotion)を設定し、消費者へブランドのイメージを作ることやタッチポイントを作ることで、スポーツ好きから生活者という多くの消費者へ届けることが重要とも解説。

スポーツブランドをマーケティング視点で捉えた上で、仕事のリアルではさらにブランドを訴求する施策について迫ってまいります。からこそ、企業はスポーツへ予算を投下していくのでしょう。

 

<ブランド戦略!舞台裏>

 

まずは「ブランド展開」について。

ブランド展開として、スポーツチームにスポーツギアを提供するサプライヤー契約を横浜FCと結び話題に。

契約締結の裏に、神戸氏は「横浜FCの方と弊社の代表がフットサルで出会ったことがきっかけでこのサプライヤー契約まで至りました。」とスポーツ業界の裏話をお話いただきました。

「Product」の部分では、カジュアルブランドとしてのスポーツブランドからギアとしてのスポーツブランドへ、まさにギアチェンジをしつつ様々なグッズを展開。また、世界のビッグクラブの選手のイラストをプリントした商品を販売していたものもオフィシャルでクラブと契約したことで、スポーツブランドとしてはキャッチーかつおしゃれなブランドとして人気を博しています。

「キャッチーなイラストは店頭でのコミュニケーションにもなる。」と神戸氏がおっしゃるように、店頭でのブランドと消費者とのコミュニケーションを作ることで購入までのきっかけを作ることにもなっているようです。

また、ブランドの購買ユーザーについて「基本的に男性が約7割くらいですが、アパレルグループとの契約によって、アパレルショップなどのスポーツに普段触れることのないような場所に商品を置けるようになったことで、女性のユーザーもふえています。ユーザーは商品の機能性などではなく、かわいい、キャッチーといったデザインという部分に惹かれているようで、イラストレーターを活用して商品に落とし込むことが消費者には刺さっているようです。」とご解説いただきました。日常に取り入れやすい商品を展開することがブランドの中では重要になっているようです。

中には「江戸時代の背景×FOOTBALL」をコンセプトにした「EDO×FOOTBALL by JERRYレーベル」も販売するなど外国人をターゲットにした商品も展開しています。

また、取り扱い店舗については、ファッションブランドと同じように年に2回展示会を実施。大手のスポーツショップからアパレル、家電量販店、ホームセンターなどのショップまで多くの店舗に商品を展開していただくきっかけとなっています。このように展示会を実施することで販路を拡大し、マーケティングの「Place」の担保にもなっています。

 

 

<ブランドの価値を高めるコラボ展開>

 

そして、次にブランドのコラボ展開について。

スポーツチームとのコラボ商品も多く展開。特に野球チームとのコラボでは、パンディアーニくんが各球団のユニフォームを着用しているイラストで展開し、野球だけではなく競技を問わず展開しています。

神戸氏はコラボ商品について、「私たちの一番の目的はパンディアーニくんを世に広めることです。野球チームとのコラボをすることによってベースボールjunkyがわかり、それによってサッカーjunkyをはじめとした様々なブランドの認知の拡大につながります。」とご解説。ターゲットを限定し、ターゲットとなる消費者に訴求する目的は大前提必要となるでしょう。プロ野球公認の選手コラボや、助っ人外国人とのコラボ、また独立リーグや大学とのコラボも行い、様々なチャネルで商品を展開できているものとなっています。

そしてブランドとブランドとの展開では、ゼット社とのコラボ。互いの消費者に商品を広げることにつながるとともに、話題性や面白さによって、多くの方へ認知をするきっかけとなった企画。神戸氏は「話題性や面白さのツボを抑えながら、互いのブランドにメリットがあるものにしていくことに気をつけています。」とご解説。一過性になってしまわないように施策に意味付けし、継続的な購買につながる施策にしていくことはブランドを運営していくことで重要と言えます。

また、多くの芸能人が着用してくれることや、テレビでの露出によりブランド認知を促進することの影響力について、「あの商品どこで買えるんですか?と問い合わせがきます」と神戸氏が言うように、露出の効果は大きいと言えるでしょう。業界内外で、ブランドのアイコンとなるような方々への営業活動が今後鍵となってくるのではないでしょうか。

そして、今後のリアルでは、今後の仕事のキーパーソンとして「イベント」「スクール」をあげていただきました。

「イベントには各競技が好きな方がくるのでそこに商品を置く事は非常に意味がありますし、イベントの景品などにすれば、私たちとしても商品を提供するメリットがあるので、イベントの場合はユーザーが貰って嬉しい商品にすることも大事だと思います。」とご解説。

例えばフットサルなどでは、参加者全員や優勝チームに景品などをプレゼントしている大会もあり、そのプレゼントをきっかけにブランドを好きになってもらったり、商品の購買につなげることが大事になります。

 

 

<人とのつながりや出会いを大切にし、まずは自分自身が楽しむ>

 

これまで、ブランドを運営する立場として施策を通して様々な視点を交えお話いただいた神戸氏のProfessional!仕事の流儀は「人との出会いやつながりを大切にし、まずは自分自身が楽しむ」。

そして業界内で活躍するために必要な素養は「コミュニケーション能力が高く、自分たちと関わる人を笑顔にできる人」。

神戸氏は「人とのつながりや出会いを大切にし、まずは自分自身が楽しむのが重要だと思います。相手がたも仕事を楽しんでいる人と仕事をしたいと思ってくれると思います。皆さんも好きなことを仕事にしたいということで本日来てくださっていると思うので、皆さんも楽しんでやっていってほしいと思います。そういった中で、話を進めていくために、関わってくれる人と楽しく仕事をするためにコミュニケーション能力というのは必要であると思います。」とご解説。

人とのつながりを大切にしていた神戸氏だからこそ様々な仕事が生まれ、この必要な能力についても実感しているのではないでしょうか。

スポーツjunkyを増やしていくため様々ご活動をされる神戸氏の2時間の講義もあっという間に終了。

最後に神戸氏から受講生にラストメッセージを頂戴しました。

「私たちは6人という少ない人数でブランドを運営しているので、一人一人が魅力的な人間でないと仕事は大きくならないと思っています。これから一人一人が魅力的になってくだされば、スポーツ業界自体もどんどん輪が広がっていく、さらに魅力的になると思います。またCAMPに来ているような熱い想いを持っている受講生の皆さんと一緒に仕事ができる日を楽しみにしています。本日はありがとうございました!」

元受講生の神戸氏から温かいお言葉を頂戴し、終了となりました。まずは自分が人とのつながりを大切に、魅力的な自分になること。それが今後つながりをもっと大きくすることや、もっと人を巻き込むことにつながることでしょう。神戸氏の言葉通り、スポーツ業界をより魅力的なものにしていくには業界人はもちろんのこと、受講生の皆さんの力が必要です。業界での活躍につなげる為にも、MARS CAMPのコミュニティを活用し、互いに切磋琢磨できる環境にしていけると良いですね!

 


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講師/ゲスト

株式会社1009  営業部 部長

神戸 洋昭

1980年生まれ神奈川県湯河原町出身
フレンチブルドッグがメインロゴのファッションレーベル「クラウディオ・パンディアーニ」をはじめ
「サッカージャンキー」、「ベースボールジャンキー」などのスポーツブランドを運営する株式会社1009にて営業のみならず様々な取り組みに関わっている。
社会人としてのキャリアは大学卒業後、新卒採用で株式会社日本スポーツビジョン(ワールドスポーツプラザ)に入社。小売店部門で店長やバイヤーを経験。その際に「サッカージャンキー」に出会い、ブランドの魅力を大きく感じ、現職に至るきっかけとなった。
【MARS CAMP 第5期生】

08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりMARS立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなど、社内事業を横断的に従事し、10年より立ち上げた、「MARS CAMP」商品企画・広報も担当。新卒・中途共にスポーツ業界内企業の外部人事部として活動しながら、体育会系人材の就職支援やアスリートと企業を結ぶセカンドキャリア支援など、スポーツとキャリアをトータルでプロデュースする。