スポーツ界に激震!今話題のVRで世界を変える!!

講座レポート

  • 対象講座
    Challenge!スポーツで新規市場開拓①
  • 日時
    2017年4月22日(土) 15:00~17:00
  • 会場

    TKP新宿ビジネスセンター

    11Fスカイ会議室B

    東京都新宿区西新宿2-3-1

    モノリスビル11F

  • 講師/ゲスト
    新木仁士詳細
  • ナビゲーター
    仲島 修平詳細

誰しもが一度は思う「かめはめ波が打ちたい」……

現実ではできないものを現実化するテクノロジーが発明されました。

「スポーツ×IT」で新たにスポーツ業界・社会に価値提供。そんなテーマを深掘る14期2回目となる講義のゲストには、スポーツ業界に新たな旋風を巻き起こしている株式meleap CTO(最高技術責任者)の新木仁士氏にお越し頂きました!

新木氏は大学院卒業後、富士通株式会社に就職。2014年独立し、株式会社meleapを設立。AR技術とウェアラブルデバイスを組み合わせたテクノスポーツHADOを生み出す。このAR技術とウェアラブルデバイスのコラボは前講義の松山氏(スポーツ庁)も注目している産業というタイムリーな流れでもあり、今後も目が離せないものとなっています。

 

 

まずはmeleap社について…

設立は2014年。merryメリー(陽気な)とleapリープ(飛び跳ねる)陽気に飛び跳ねて困難を飛び越え、世界を脱していこうがモットーであり「ヒザがガクガク震えるほどの面白さを想像する」ことをVISIONとして掲げて事業を展開。

 

「世界を面白くする。夢や空想でしかできなかったことを現実の世界で実現する。

meleapの創造する世界はヒザがガクガクするほどの楽しさで溢れていて、誰もが子供のように無邪気にはしゃいでいる。meleapのサービスを通して世界中に笑顔と感動を届けたい。」そんなmeleap社が発明したのが《HADO》というスポーツである。

HADOはマンガやゲームで登場するようなスキルを駆使して、体を動かして爽やかにチームで楽しくPLAYする新たなスポーツで、日本国内のみならず、アジア各国を中心に、アメリカやヨーロッパへと世界展開をしています。今年2回目となるHADO WORLD CUP 2017を踏まえ、2020年東京でのテクノオリンピック開催を目指す新木氏に、スポーツ業界新規参入者として、新たな価値を生み出す仕事のリアルとその仕掛けをメインに迫って参ります!

 

<HADOの特徴>

①自分の腕でスキルを放つ ②プレイヤーが自由に動き回る ③仲間と楽しむ

“もはやゲームではなくスポーツだ”

 

立ち上げ背景は…『“かめはめ波”が打ちたかった』とシンプルに話す新木氏。

幼少期、新木氏はかめはめ波を繰り出すために練習を行っていたが、できなかった。その時に“発明すればいい”と思考転換を行った結果、現在の発明に至ります。

設立時は、当初何をするのかすら決まっていなかったため、まずは何をやりたいかを当時の設立者と意見を出し合い、「アプリの開発であれば自分で完結することができる」ということもあって、200個ほどアイデアを出し20個程度のアプリを開発。そしてその半年後にHADO一本にしたという背景も。

 

 

<仕事のリアル:HADOのProduce術と開発上の難しさ>

 

ルール

「“HADO”を使って敵を倒せ」

・試合時間は80秒

・最大3人VS3人の対戦

・チームスコアの多いチームが勝利

 

例えばこの人数の決定はすんなり決まったものではなく、3人にした背景としてはチームスポーツとしての「戦略の深み」が存在し、また3人だからこその「遊びに行きやすさ」からの設定であったり、ほかにもライフポイントがなくなった場合に、復活できるシステムは新木氏が元々バスケットボールの経験があることからそのルールを参考にし、HADOにも応用したとのこと。プレイヤー視点、第3者視点から《HADO》のコンテンツづくりについて深く伺いました。

 

<HADOをいかにしてビジネスにするのか?>

いよいよHADOのマネタイズについて。基本的にはBtoBtoCモデルで、大規模テーマパークやレジャー施設、ショッピングモールなどがターゲットでHADOのプレイフィールドをつくるという形がベーシックな形になっています。スマホ以外に、ヘッドマウントディスプレイやリストバンドデバイスなどは一般個人にとっては高価格であり、上記のようなモデルが今の状況です。「新規事業の難しいところはどこをターゲットにするか?」とは新木氏。『プロダクト』『ビジネスパートナー』これらをどう定めるかを仮説・検証し、今に至っています。施設の特徴や課題に合わせたアプローチ・価格設定・価格帯交渉など、導入が決まるまで・その後の反響と運営術など、新規事業ならではの難しさ、トライ&エラーの日々を経て導入先も拡大していく様子が分かり、スタートアップ企業ならでの事業の進め方についても解説いただきました。

 

<やるからには大きなところで!>

「最初の導入からハウステンボスさんという大きなところにいくことができたのはご縁があってのことだったので、早い段階でアプローチが可能だったのはインパクト大だった。」とは新木氏。その他にもナンジャタウンといったテーマパークやイオンモールなどのショッピングモール、レジャー/スポーツ施設など、空間施設とのコラボを展開。

常設モデルとイベントという2パターンの枠組みの中で、様々な施設の皆さんと一緒に展開をしているが、導入した施設の環境によっても自分たちで集客をするようなこともあるので、新規のビジネスでは何でもやれるような人が必要だということが改めて良く分かりました。また、施設オーナー側の課題をしっかりと汲み取り、一緒に展開できるような座組をつくれるかが肝で、『他とは違うものをやりたい』『子供が喜ぶコンテンツを提供したい』などはクライアントによっても異なるとのこと。

また、「既に社会的に人気を占めているキャラクターとのタイアップなどは是非やりたい」と新木氏。とはいえ、版権が絡んでくる取組のハードルにも言及いただきました。なかなか形にしにくい理由も分かりました。

 

エリア的な制約では、首都圏では『狭い』場所が多く、「地価の違いによる難しさなんかも起因する。」と新木氏。最近だとゲームセンターの新規事業としてのVR施設も多くありますが、テーマパークとアーケード界隈では導入までの流れも若干違うので、営業上の創意工夫も異なってくるとのこと。価格調整の臨機応変さも、現場の方々との調整を上手くすすめるコツで、「事業が前に進んでいくかどうかは、店舗での営業になるような場合、地元の方にしっかりとプロモーションをしているかどうかも、大事。」と切実に話す新木氏。新聞の折り込みだったり、WEBだったり、手段は異なっても周知されてることが肝なのはスポーツ団体の展開などともまったく同じですね。

ちなみに、ショッピングモール等になると、使用用途が販売促進になることもあるそうで、施設ごとにマネタイズは異なってくるとのこと。人を惹きつけるコンテンツを展開できるかどうか?これがいずれにせよ大切…ということを、各施設毎の課題を聞いて改めて実感した参加者が多かったのではないかと思います。

 

<導入先は海外にも!海外にも進出しているHADO>

実施場所はすでに中国や台湾など70カ所以上であり、すでに40万人以上の人々がHADOをプレイしています。アジアのみならず、現在ではアメリカやヨーロッパにも進出しています。「海外の事業者と比べると価格設定が違うこともあり、優位性はある。」と言い切る新木氏。ただ…ライフスタイル的に余暇の過ごし方が日本と異なることもあり優位性はあるが「デジタルコンテンツで皆で遊ぼう」という概念は新規市場を本当に切り開くことになってくるという話には、国内との難しさの違いを垣間見ることができました。そんな海外進出へのアプローチは1年前とのこと…。以前、海外でビジネスデベロッパーの仕事をしていた人と巡り合うことができ、そこから海外進出に派生。日本でも横のつながりから更なる派生を考え、形になっていることも多いとのことで、人脈の大切さ、重要さを痛感した参加者が多かったようです。

 

一方国内の自治体との展開などは、「しっかりと事業説明ができる状態をWEB上でもつくったり、成功体験をつくり横の繋がりで拡げられるような形をつくっておけるかどうかも大事。」と新木氏は言います。新規サービスはなかなか簡単に説明できないことも多く、映像で見える化することも大切ということが一目で理解できる動画を見せて頂き、一同納得の表情です。

 

<メディアへの仕掛け>

メディア露出に対しての予算の座組等の組み方、考え方については、

「広告費用はかければかけるほど露出は増えるが、不特定多数の人にリーチしたいわけではないので、ターゲットを絞れるような媒体に今は予算を投下している。」と新木氏。また、「あとは、ビジネスモデル的にはBtoBtoCなので、いかにtoBに認知・アプローチできるか。ここが今の展開の肝。」と、ビジネスモデルを紐解き、分かりやすく広報・宣伝活動もお伝え頂きました。が、企業へのアプローチの特色としては、「季節ごとに反響がある企業や団体も違うが、年間の予算を決めるタイミングも違うので、すぐに動ける準備を組織としてつくれるかどうかも大事ですね。」と話し、組織づくりの話にも連動して言及。

 

「みんなが見てる番組はやっぱり反響はあるものの、仕事になるかどうかの反響は本当にまちまち。ただ、『個人』・『法人』だけでなく、『Facebookでつながっている企業の人』との関わりから反響があり、商談に繋がることは多いので、そっちの方がビジネスに繋がることは多いかな。」…前段であってた、繋がりからの海外進出の話にリンクし、一同の納得感溢れる顔が印象的でした。

 

今後の事業展開としては、コンシューマ向けのアプリ開発の試みとして「どこでもHADOを放てる」ようなビジョンも描き、ほかにもスマホ開発をしている会社に掛け合って実験を行って共同していきたいとも考えている新木氏。プロスポーツ団体とのタイアップや興行の前座への参加といった展開もワクワクしながらお話されていたのが印象的です。また、「スポンサー企業との展開などは増えていくこともあるでしょうね。自主興行という形で行っていくとなるとスポーツ施設とか、フィットネスクラブとか。まだまだパートナーは増えるかなと思います。本気のアスリートとの対決なんかもできると面白いですね。」と続ける新木氏。多岐にわたる業界の登場人物との仕掛けにも期待大です。

 

<ホンネで聞きたい質問…>

「新規市場仕掛けの鉄則3つ!」に関しては、

①常識を疑う事②やらないことは捨てる③楽しんでやること

 

「当たり前を取っ払うと一気に道が開けることはあるし、目の前のキャッシュは大事でも、やらないことを決めないと本当に大事なところには行けない。そしてそれらを楽しんでやる。やってて楽しいことであればいくらでもやれるので、これが大事かなと思う。」とのこと。「オフィスにはオモチャが沢山転がってますよ(笑)」というメッセージが分かりやすく社風と求める人物を現わしていました。

 

また、ご自身が大事にされている仕事の流儀は…

「没頭していくらでもやり続けられることに全力を注ぐ!」

好きなことであればいくらでもやれるなと考える新木氏。没頭できずにやることはあまり効率的ではない。没頭できるくらい好きなことに全力を注ぐ仕事をするということを大切にしているとのこと。また、求める人材としては“ゴールビジョンが共感できた人”“自立したプロ集団”とお話いただき、新規の取り組みを推進する新木氏だからこその説得力溢れるお言葉でした。

 

<一度キャリアを挟んでスポーツ業界に入るとすればオススメなのは?>

 

『エンジニア』

「やっぱりモノを生み出せる人間は強い。特に新規産業とか新規コンテンツだと、必要な能力なので、特にスポーツ業界の今のステージであれば合ってるとも思いますね。」という話は、現状のスポーツ産業を見ると分かりやすく求められている職種かと思います。

 

<新木氏からラストメッセージ>

「自分の気持ち、情熱を傾けられるものに全力を注ぎこんでほしいです。人によっては馬鹿にされかもしれませんが、やはり一番大切なものは自分の気持ち。ビジネス、人生において失敗はない。辞めたら失敗で、やめなかったら失敗ではない。その感覚で自分は今までやってきたので、皆さんも何度も何度もチャレンジしてやっていってほしいです。」という熱いお言葉に、自分の気持ちを突き動かされた参加者が多くみられました。

 

新たにスポーツ産業に参入し、スポーツ庁も期待のテクノスポーツ。

HADOワールドカップを大きくし、テクノスポーツの今後の更なる発展やスポーツ界とのタイアップ展開にも目が離せませんね!

 

 


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講師/ゲスト

株式会社meleap CTO

新木仁士

東京大学大学院卒業後、富士通株式会社に就職。2014年に独立し、株式会社meleapを設立。
AR技術とウェアラブルデバイスを組み合わせたテクノスポーツHADOを生み出す。
HADOは、マンガやゲームで登場するようなスキルを駆使して、体を動かして爽やかにチームで楽しむ新しいスポーツ。
日本各地だけでなく アジア各国を中心に、アメリカやヨーロッパへと世界展開を始める。
今年2回目となるHADO WORLD CUP 2017を踏まえ、2020年東京でのテクノオリンピック開催を目指す。
ヒザがガクガク震えるほど面白い世界を実現するため、飽くなき好奇心で日々を楽しむ。

08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりMARS立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなど、社内事業を横断的に従事し、10年より立ち上げた、「MARS CAMP」商品企画・広報も担当。新卒・中途共にスポーツ業界内企業の外部人事部として活動しながら、体育会系人材の就職支援やアスリートと企業を結ぶセカンドキャリア支援など、スポーツとキャリアをトータルでプロデュースする。