年に1度のビッグイベント東京マラソン。私たちが支えてます。

講座レポート

  • 対象講座
    人もお金も動かすスポーツイベントの仕事
  • 日時
    2012年6月6日(水)
  • 会場

  • 講師/ゲスト
    浦久保 和哉詳細
  • ナビゲーター
    仲島 修平詳細

ニューヨーク、ボストン、シカゴ、ロンドン、ベルリン、etc. そして東京。
この世界各地の名前の後に続くスポーツの名前、それはマラソン。名だたる都市名を冠とした、シティマラソンです。

その中でも、実は東京マラソンへの申込者数が全シティマラソンのイベントの中でも最多を誇る…と言われています(正式には他大会のエントリー数が計れていないようです。)

今回は、その東京マラソンを主催する、一般財団法人東京マラソン財団より、浦久保和哉氏にお越しいただき、東京マラソンというスポーツイベントのリアルについてお話いただきました。

『人もお金も動かすスポーツイベントの仕事』 『人もお金も動かすスポーツイベントの仕事』

ちなみに、今年2012年の東京マラソンには、約29万人もの参加申し込みがあり、その当選倍率は約9.6倍と狭き門。そんな一大イベントとなった東京マラソンでしたが、第1回大会が開催されたのは2007年。

その立ち上げから携わってきた浦久保氏、初めてのイベント開催に、参加人数3万人の枠に何人エントリー申し込みがあるか想像出来なかったと振り返っていただきましたが、当時9万人を超えるエントリーがあったようです。そして、年を重ねるごとに申込者もどんどん増え、2011年大会にはなんと33万人超のエントリーが。

そんな東京マラソンですが、2007年の第1回大会に向け動き出したのが実は2004年から。そこから東京都と日本陸上競技連盟とで協議が始まり、2006年に組織委員会が設立、様々な関係者が協議を重ねる中、それぞれの文化や思惑の違いもあり、マニュアル作成など何度も会議を重ねたとの苦労話も。
 

中でも、大会のコース決めに関しては何度となく協議されたと伺いました。
東京都庁前である新宿をスタートし、皇居周辺や銀座、東京タワーや下町など、東京の観光スポットなどをくまなく回り、ゴールの有明・東京ビッグサイトへと続くコース、イベント当日の自動車の迂回経路や歩行者の移動など、様々なケースを想定し、東京都内をママチャリで駆け抜けた方もいらっしゃったとの事でした。
 

「ランナーに五感で感じてもらえるコース、レース、演出にしていきたい」と語る浦久保氏。
東京マラソンを開催して良かったと思えた瞬間は?との質問に、「ランナーがスタートした直後、その様子をスタート付近から見ているときが一番ホッとする」との事。また、イベント終了後に立ち寄る飲み屋には、実際に東京マラソンに参加したランナーもお客様として居るそうで、参加者とイベントについての話ができるのも楽しみだとお話いただきました。

 
浦久保氏の仕事の流儀は、「従流 志不変、永遠の成長と努力、気合」
自分の思い通りにはならない事でも、相手の為に行動する、しんどい事でも好きな事であれば頑張れる、との事。
また、全てにおいて「心」「技」「体」が重要であり、「何の為に、誰の為に、そしてやれる事ではなくやりたい事・やらなければいけない事」
を達成するのが必要であるとお答えいただきました。

『人もお金も動かすスポーツイベントの仕事』 『人もお金も動かすスポーツイベントの仕事』

受講生からは、
 
●マラソンをコンテンツにビジネスを展開していることを知れたのは良かった。
●表面上では分からない、これだけの巨大なイベントを作るための様々な苦労・難しさ・裏話などを聞けて良かったです。
●興味がそれほどなかった分野へのアンテナを立てる必要性を再実感した。
●華やかな舞台の裏側には準備と時間がかかることを改めて知ることができた。
●日頃「結果」という形でしか見られない東京マラソンの裏側を非常に細かく知れたこと。
●イベントでの利害関係者をうまく取り込むなど、様々な絡みをイメージする、とてもいいキッカケになりました。
●最終的に、何のために、誰のために、イベントを開くのかということを忘れてはならないというメッセージが強く響きました。
●シティマラソンを開催するにあたって、ここまで多くの制約が存在するのかと、正直驚きました。
●イベント運営という点だけでなく、マーケティングの話も多く聞けて良かったです。
●まさに、外では聞くことが出来ない貴重なお話を聞くことが出来た。
●東京マラソンはたくさんの人がいて華やかな世界だと思っていたけど、実際は小さい事の積み重ねなのだと感じた。

 
と、単なるビッグイベントとしてだけでなく、そのイベントを開催するまでの苦労や工夫のリアルを知れたようでした。中には、「次回2013年の東京マラソンはぜひランナーとして走りたい!」との声や、「イベント運営側として東京マラソンで働きたい!」との声も。

 
最後に浦久保氏より、「スポーツでお金を稼ぐ事に対して否定的な意見があるなど、まだまだスポーツ界は未成熟であり、いろいろな面で大変ではあるが、いかにスポーツでHappyになれるか、いかに仕組みを作って成功させるか、その中で大変ではあるがやってみようと思う自分自身の確信は何なのかを探ってほしい。」

「好きこそモノの上手なれというように、信念があれば大丈夫!もしスポーツ業界に今入れなかったとしても、志を捨てずに、いろいろな業界・社会で力をつけて頑張ってください。」とメッセージをいただきました。
 

スポーツ業界で働きたい!その強い志を持った受講生たちは、いつか東京マラソンのようにビッグになって活躍してくれることでしょう。

 


【第17期MARS CAMP 2018 Fall & Winter募集受付中!】9月30日(土)締切

「スポーツ業界で活躍する仲間を増やす」ことを実現し続けるコミュニティとして、
2010年からスタートした、スポーツビジネスで活躍するための最速講座。
現在ではスポーツ業界で活躍するCAMP生が550名を超えました。

必要な期間は6ヶ月。学校の順算ではなく、現場の逆算を体現し、
スポーツ業界内企業が「採用したい!」という人材の輩出機関です。

<情報+経験+接点創出>にこだわり
「スポーツを仕事にしたい!」
「スポーツ業界の人脈がほしい!」
そんな方々のための「本物のチカラ」を養う場所です。

▼第17期 詳細はコチラ


<第17期無料説明会 開催中!>

10月からスタートする「第17期 MARS CAMP 2018FW」について
詳しくご説明する「無料説明会」を開催します!
最新の就・転職情報も併せてお届け。
スポーツ業界最新就・転職関連情報を手に入れたい方もどうぞ!

▼説明会の日程確認と申し込みはこちら

(※『第17期 MARS CAMP』へのお申込みは、説明会への参加が必須ではございません。)

▼卒業生就職先一例も含めたインタビューはコチラ

講師/ゲスト

一般財団法人東京マラソン財団
マーケティング本部リレーション推進部長

浦久保 和哉

1973年奈良県生まれ。
金沢大学教育学部スポーツ科学課程卒業後、大阪体育大学大学院体育学研究科生涯スポーツ学専修了(体育学修士取得)。修了後、(株)三菱 総合研究所に就職。
02年8月に笹川スポーツ財団に転職。03年4月より、東京都心における3万人規模の市民マラソン開催実現に向けた「海外ロードレース大会実態調査」を担当し、「ロンドンマラソン」「ニューヨークシティマラソン」に関する運営体制について調査レポートをまとめ、06年5月から東京マラソン組織委員会事務局へ出向、第1回東京マラソン2007のボランティアマネジメントの責任者を担当。
以降、2009大会を除く5大会を担当(09大会は、ランナーとして参加。)現在、一般財団法人東京マラソン財団マーケティング本部にて、会員及びボランティアマネジメント及びチャリティ事業などをはじめとした東京マラソン財団に係るマーケティング業務を担当。専門領域は、スポーツ社会学、スポーツ政策論。
他、日本水泳連盟オープンウォータースイミング委員、埼玉陸上競技協会マーケティング委員。奈良マラソン2010ディレクター、奈良マラソン運営担当(協賛、催事担当)。

08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりMARS立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなど、社内事業を横断的に従事し、10年より立ち上げた、「MARS CAMP」商品企画・広報も担当。新卒・中途共にスポーツ業界内企業の外部人事部として活動しながら、体育会系人材の就職支援やアスリートと企業を結ぶセカンドキャリア支援など、スポーツとキャリアをトータルでプロデュースする。