ゲーム×スポーツ?可能性が広がるゲーム業界とスポーツとの関わり方

講座レポート

  • 対象講座
    スポーツシーンの活用方法 ~スポンサー編~
  • 日時
    2012年6月20日(水)
  • 会場

  • 講師/ゲスト
    柏田 知大詳細
  • ナビゲーター
    仲島 修平詳細

ぷよぷよ、龍が如く、サカつく、バーチャファイター、WCCF、戦国大戦、などなど、そしてセガワールドやジョイポリス。
家庭用ゲームから、いわゆるゲームセンターでのアーケードゲームに至るまで、様々なヒットを生み出したゲーム業界の大手であるSEGA。

今回は、株式会社セガから、WCCF(World Club Champion Football)のプロデューサー、柏田知大氏にお越しいただきスポーツシーンを活用した展開について、お話を伺いました。

そもそもスポーツ業界とゲーム業界、一緒に考える時点で「?」となった方も多いはず。
また、今回のタイトルにもある「スポンサー」とは、スポーツチームなどに出資して、いわゆるユニフォームの胸スポンサーや、スタジアムの看板など、自社のロゴを掲載して広告宣伝活動の一環として行う、というようなイメージを持っている方が多いかと思われます。

そんな中、今回はセガの人気ゲーム「WCCF」にフォーカスしてスポーツとの関わりを紐解きます。

『スポーツシーンの活用方法~スポンサー編~』 『スポーツシーンの活用方法~スポンサー編~』

WCCFといえば、ゲームセンターでも人気のサッカーカードゲーム。

プレイフィールドと呼ばれる機体の上に、実在の選手がプリントされたトレーディングカードを配置、それをフォーメーションに見立てて遊ぶ、今までになかったカードゲームになります。

今回のゲストである柏田氏は、もともとこのWCCFのプレイヤーとして、自ら遊んでいた側の人。
そんな柏田氏が現在はプロデューサーとしてゲームに携わっているのは不思議な感じですね。

ゲームセンターのアーケードゲームにおいて、お客さんがゲームをプレイする事で、セガのアミューズメント施設に売上が入り、ゲームセンターからお金が入る流れ。それらのお客さんからの売上を活用し、次回作のプロモーションなどに充てられますが、ここで最も重要なのがWCCFというゲームに欠かすことのできないトレーディングカードの存在。

そこでセガは、イタリアの大手サッカートレーディングカード会社と提携。トレーディングカード作成における海外のクラブチームや選手に対しての肖像権に関するライセンス料が発生、そこでセガがトレーディングカード会社へライセンス料を支払う、この流れこそがチームや選手へのスポンサードに成り代わるわけです。

また、WCCFに関する様々なプロモーションについても言及。応募する事で限定カードがもらえるキャンペーンや、シールを集めてグッズと交換するプレゼントキャンペーン、サッカー雑誌やゲーム雑誌にて付録としてカードをつける出版タイアップ、ゲームセンターのWCCF本体の大きなメインモニタにCMを流すタイアップ施策、など多岐に渡ります。

それらのキャンペーンの他にも、サッカー観戦の場としてファンにも馴染みの深いHUBでのキャンペーン展開も紹介、限定カード欲しさに、HUBのテーブルに飲まれていないビールが溢れたというようなこぼれ話も…。全店舗で展開され、WCCFの存在の認知・ユーザー拡大など、ゲームセンターへ足を運んでもらう機会としてへ広く効果があったようです。

「毎日5000円以上も使ってプレイしてくれるコアなユーザーさんもいるんですよ」と語る柏田氏。
ただ、ユーザーの大半はライトユーザー、そのライト層をどんどん増やしていきたい、まずはWCCFを知らない人に多く知ってもらう事が先決と、WCCFの今後の展開をご紹介していただきました。

柏田氏の仕事の流儀は、『好きでいること』

元々、WCCFをプレイしていた柏田氏、「サッカーゲームをやりたい・作りたいからセガで仕事をしている」と言い切る姿は、サッカーが好きであることがヒシヒシと伝わってきました。

『スポーツシーンの活用方法~スポンサー編~』 『スポーツシーンの活用方法~スポンサー編~』

受講生からは、
●スポーツコンテンツのゲームとの関わり、そこからプロモーション等で様々に広げていけることが面白かったです。
●ビジネスモデルやマーケティングがリアルで面白く、キャンペーンの効果が見れて感覚を養うことができた。
●プロモーション企画が面白く、かつ効果もあった事例が、新たな視点を得ることができたかなと思いました。
●アイディア次第でプロモーションの方法が広がるのだと勉強できました。
●スポーツと関わることが、スポーツ業界だけでなく今回のゲーム業界など様々あることに気付きました。
●初めはスポンサーと聞いて会社ロゴの露出などを想像していたが、WCCFなどゲームを通じてのクラブや選手との関係など詳しく勉強できました。
●ゲームを通して出来ることが、自分が思っていた以上の多さだったので、驚きました。
とコメントがありました。

また、WCCFをやったことの無かった人からも、ぜひやってみたいとの声が多くありました。
最後に柏田氏より、

『スポーツについて、全てに関われる可能性がある一つがゲーム業界。そのように、スポーツ業界から一歩視野を広げてみてください。新しい見え方が出てくるかもしれませんよ。』

とメッセージをいただきました。

柏田氏も実は学生時代はマスコミ志望、そしてその意図を講義内で聞くと、むしろ今のお仕事の方が、柏田氏のやりたかったことに近いと強く感じるところがありました。

受講生からも、
●「好きだけではダメ」という意見をよく聞きますが、好きであることが大前提にあるのだと改めて感じました。
●スポーツ業界だけでなく、一般企業からの可能性も探ってみようと思った。
●スポーツに関する企業に入ることだけがスポーツを普及する手段ではないと感じました。
●スポーツ業界とスポーツを取り扱う別の業界のつながりが、思っていた以上に強いことが分かった。

と、スポーツとゲームの関わりに関しての感想の他に、スポーツ業界以外からのスポーツへのアプローチについて、感銘を受けた受講生が多かったようです。
スポーツやサッカーに興味なかった人が、WCCFをプレイする事でサッカーが好きになる。

スポーツを扱う事で、ゲームに興味ない人も呼び込める。

WCCFから始まるスポーツへの波及効果、スポーツとゲームが連動する事でスポーツの発展につながる。

セガが考えるコンテンツとしてのスポーツの活用方法が感じられました。

好きなだけではもちろんダメ。ただしその好きの度合いが仕事に取り組むスタンスを更に前のめりにさせることは間違いありません。

 


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講師/ゲスト

株式会社セガ
第一研究開発本部 プロデュースセクション

柏田 知大

1982年大阪府生まれ。
大阪のゲーム開発会社を経て、2006年株式会社セガに入社。
『WORLD CLUB Champion Football』シリーズのプランナーとしてタイトル開発に携わる。
2010年からは同タイトルのプロデューサーを務め、予算確保から商品のパッケージまで多岐に渡る業務を担当。

08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりMARS立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなど、社内事業を横断的に従事し、10年より立ち上げた、「MARS CAMP」商品企画・広報も担当。新卒・中途共にスポーツ業界内企業の外部人事部として活動しながら、体育会系人材の就職支援やアスリートと企業を結ぶセカンドキャリア支援など、スポーツとキャリアをトータルでプロデュースする。