会員数老若男女1000名超え!愛される総合型地域スポーツクラブの秘話

講座レポート

  • 対象講座
    国策!総合型スポーツクラブのあるべき姿
  • 日時
    2012年8月22(水)
  • 会場

  • 講師/ゲスト
    佐野 宏詳細
  • ナビゲーター
    仲島 修平詳細

全国に約3000クラブ、その定義は「多種目・多世代・多志向」、日本の国策としても展開されているのが総合型地域スポーツクラブ。
でも、その名前こそ聞いたことがあっても、どのように存在し、どのように活動しているのか、知らない事も多いのも事実。

今回は、NPO法人 調和SHC倶楽部 理事の佐野宏氏にお越しいただき、総合型スポーツクラブの中でも模範となる「拠点クラブ」としてのリアル、地域におけるその役割などをお話いただきました。受講生の中にはJクラブの社員も参加されていたように、総合型としての取り組みに興味があるなしに関わらず、「地域×スポーツ」を推進していくにあたり、キーとなる講義になったように考えます。

国策!総合型スポーツクラブのあるべき姿 国策!総合型スポーツクラブのあるべき姿

佐野氏が関わっておられる調和SHC倶楽部は、東京都調布市にて、スポーツだけでなく、健康と文化にも着目して展開。小学校の統廃合による地域再編をふまえ、統合された旧小学校の施設を使用するなど、クラブが施設開放への調整も進めています。その会員数は老若男女合わせて1000名を超える大型クラブ。

地域スポーツの活性化とアスリートのセカンドキャリアの両方を兼ね、展開されるトップスポーツプロジェクトなど、周辺の総合型地域スポーツクラブの模範となる拠点クラブとして、安定した活動や地域・行政との良好な関係が評価されています。また、市民、地区協議会、小学校、保護者、PTA、スポーツ振興課など、様々なステークホルダーが関わっているのも総合型地域スポーツクラブとしての特徴。

今後のスポーツ業界を見るうえでも重要な役割を担っています。スポーツチームのホームタウン事業部で将来活躍したい方などは必聴な内容かと思います。

注目されているのがジュニア向けのサポート。

中でも、キッズチアダンスには各学年毎に約20名ずつの会員がいるなど、女の子からの支持が多く、元NFLチアリーダーを外部講師として招くなど、充実のプログラムとして人気。さらにスポーツへの流入のキッカケにと、文化活動についても力を入れ、英会話や絵画・将棋などをはじめとし、普段スポーツをやらない人にもクラブへ参加してもらうことで、その後スポーツプログラムで汗を流して楽しむ参加者も多いそうです。
今後は、20代や30代の若い人にも多く参加して欲しいと佐野氏。若い方、とりわけ10代・20代を「する」「みる」「ささえる」スポーツにいかにして巻き込むことができるかがスポーツ業界の大きな課題ですね。

一人でも多くの人がスポーツや文化に触れる受け皿になっていかなければいけない、自分たちが楽しむだけでなく、その地域に貢献する形にしていきたい、とその決意をお話いただきました。

そんな佐野氏の仕事の流儀は、

「Win-Winの視点を大切にする、優先順位を明確にする、本気で取り組む」

また、世の中で起こっていることが自分のやっていることややりたいことにどのように関係し、影響を及ぼすかを常に考えるということで、

「ステークホルダーを把握し、全体観を持って考え行動する。巻き込む力。論理思考・ストーリー思考。」

などを、求める人材・必要な要素として、アドバイスいただきました。

国策!総合型スポーツクラブのあるべき姿 国策!総合型スポーツクラブのあるべき姿

受講生からは、

●総合型スポーツクラブが全国にそんなにあるとは知りませんでした。自分の地域の事を調べてみようと思いました。
●スポーツを通じて地域の課題を解決することは魅力的に感じた。
●総合型地域スポーツクラブは、自分の中でうっすらとした認識はあったが、今回より明確になったかなと思います。
●日本のスポーツ全体の底上げに貢献できる、素晴らしい仕組みである事が勉強できました。
●スポーツ選手のセカンドキャリアの支援につながって良いと思った。
●色々とノウハウが詰まっていて、文化活動と区別せずにやられている点など、参考にすべきだと思った。
●学校の授業で総合型地域スポーツクラブの勉強をしていたが、具体的に実際のクラブのリアルな話が聞けて良かったです。
●総合型スポーツクラブの中でも、拠点クラブという制度ができていたことを初めて知りました。
●スポーツが発展していくうえで、地域だったり人だったり、本当に多くの理解が大切であるということを感じた。
●総合型地域スポーツクラブにおいて、ただスポーツを地域の人々にしてもらうという観点だけではなく、地域の問題点も考えるという事を聞き、非常に勉強になった。

と、その名前や存在くらいしか知らなかった総合型地域スポーツクラブのリアルな部分に触れ、自分の住む地域について改めて再認識しようとするなど、見解も変わってきたようでした。

最後に佐野氏より、

「既に沢山の業界内で活躍されている方々から皆さんはお話を聞いているかと思いますが、これこそが貴重です。元々、IT企業のコンサルティングや事業プロデュースなどをやっていたこともあり、ずっとスポーツ業界にいた人間ではないからこそ言えるかもしれないが、地域にスポーツで何ができるのか、どんな魅力があるのか、フォーカスを狭くせずにいろいろなものを見て行って欲しいです。今回のマースキャンプを通じて、少しでも多くの方が興味を持って取り組んでもらえたらと思います。皆さん、頑張ってください!」
とラストメッセージをいただきました。

知れば知るほど奥の深い総合型地域スポーツクラブ、受講生の多くが、その先に自分が参加・運営している姿を想像し、意欲を高めているのを感じ取れました。

また、今回の講義のように、総合型地域スポーツクラブに直接的に興味がなくとも、その存在を知り、自分がやりたい仕事に自分で置き換えて考える作業が大事です。

業界内を横断的に知り、自分で触り、ステークホルダーに対してスポーツをソフトとして問題点を解決できて初めて、スポーツが産業として成り立つ図式が成り立っていくことでしょう。

皆さんの活躍に期待です!

 


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講師/ゲスト

NPO法人 調和SHC倶楽部 
理事

佐野 宏

筑波大学大学院経営・政策科学研究科修了後、1995年NTTに入社。
その後、外資系IT企業数社でのコンサルタントや独立系コンサルティング会社での数多くの事業プロデュース、ベンチャー企業でのWEBサービス責任者等を経験。
2011年㈱エス・プラットを設立し、これまでのIT・コンサルティングで培った幅広い経験を活かしてスポーツ業界での新しいビジネス創出に取組む一方で、総合型地域スポーツクラブ「NPO法人調和SHC倶楽部」の新規事業担当者として文科省からの委託事業のプロジェクトリーダーに従事する他、新しい取組みにも挑戦中。

08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりマーススポーツエージェント(現:ウィルオブ・スポーツ)立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなどを経験し、2010年「MARS CAMP」創設。現在は社内事業統括、新規事業立案・推進を担う。スポーツ関連企業の外部人事部としてスポーツ×キャリアをトータルでプロデュースしながら、2020以降に事業化・プロ化を視野に入れる各種スポーツ中央団体の事業パートナーとして各種プロジェクトを推進中。