リンク栃木ブレックスの『ならでは』。だからこそ驚異の3期連続黒字経営。

講座レポート

  • 対象講座
    バスケットボールの成功ビジネスモデル
  • 日時
    2012年5月12日(土) 15:00~17:00
  • 会場

  • 講師/ゲスト
    山谷 拓志詳細
  • ナビゲーター
    仲島 修平詳細

2013年新リーグ構想で注目を浴びるバスケットボール。
その中でも2009-2010シーズンにてチーム創設3年目でのJBL優勝を果たし、近年3期連続で黒字経営、田臥選手や川村選手らを擁するリンク栃木ブレックスをご存じでしょうか?

今回は、そんなリンク栃木より、代表取締役社長の山谷拓志氏にお越しいただき、
プロスポーツチームの経営・3期連続黒字の秘訣について、たっぷりお話を伺いました。

現在、日本のトップレベルのバスケットボールリーグは、日本バスケットボールリーグ(JBL)とbjリーグの2つがある中、リンク栃木はJBLに所属。
2008年シーズンのJBLに参入すると、チーム創設3年目となる2009-2010シーズンで初優勝の快進撃を見せました。
また、Jリーグにおいて、J1・J2の平均として約4000万円の赤字のデータがある中、リンク栃木では3期連続で黒字計上、
2000万円を超える利益を挙げるなど、右肩上がりの伸びを見せています。
そのポイントは、徹底的に利益率を考慮、収入を増やすことはもちろんのこと、支出を減らす事で効率よく利益を増やしています。

『バスケットボールの成功ビジネスモデル』 『バスケットボールの成功ビジネスモデル』

「スポーツチームはサービス業だ」と山谷氏。
試合中にはファン参加型のエンターテインメントを実施、応援に関してはファン主体で行ってもらったりと、勝っても負けてもファンに楽しんでもらう参加型の空間を提供。

地域のイベントやお祭りに参加したり、地域バスケチームへの訪問活動を行ったり、学校の講師として選手を派遣したりと、その活動は栃木県全域に多岐に渡り展開されています。

・・・と、
ここまでは日本のプロスポーツチームの動きとして目新しいものではないかもしれませんが、その数はなんとこれまでに1,100回を超える実施。

そしてここからは、「ならでは」のお話。

●地域活動(選手起用×PR、県産品)
●下部組織×広域展開
●広告宣伝ではなく、販売促進活動
●オールスター興行権買取やJBLサマーキャンプ招致
●広報活動(チームがメディア)

プロチームとしての社会における価値を1つ1つ紐解き、手段に落としている展開をまざまざとお披露目いただきました。

選手をPRなどに起用する際には、クライアントや団体のイメージにあったキャラを持った選手を起用する事で成果を上げ、地域活動に関しては、通常市内・県内に留まるものが、リンク栃木下部チームに当たるTGI・Dライズが隣県である群馬・茨城にもその活動範囲を広げ、なんと北関東全域でその展開を行っています。

スポンサー企業に対しては、単なる露出のみならず、直接的に売上に結び付く導線づくりまで配慮し、
流通業も絡めた展開を実施するなど、自治体のみならず、クライアントに対してもとことんチームが必要な理由をサービスとして提供されています。

また、企業スポーツ主体であるJBLの中、プロチームが2つしかない状況を活かし、
オールスター興行権を買い上げ、招致し、地域に還元するという、ホームゲームとの二毛作を展開。

そして広報活動ではメディアに出るというよりも、メディアになるというエリア特性を踏まえた上での戦略など、当たり前のことを当たり前以上のレベルで実施し、やったことがないことをやってみるのがリンク栃木。

「これら1000回を超える地域活動は、チームとして当たり前の事。地域密着と理念を掲げるだけで行動しないではダメ。理念より行動する事が大事。」
と、山谷氏の強い信念と行動力に納得せずにはいられませんでした。

山谷氏の仕事の流儀として、「誰にでもやれることを、誰にもできないくらいやる」と挙げていただき、田臥選手の獲得秘話も交えつつ、「できるかできないかは能力の問題だが、やるかやらないかは意志の問題。」とのお言葉に、参加者は一様に納得の表情でした。

『バスケットボールの成功ビジネスモデル』 『バスケットボールの成功ビジネスモデル』

受講生からは、

●講義時間オーバー…逆にありがとうございます!こんなにも網羅してお話を頂ける機会はまずないので、全てが身になるお話でした。 
●プロチームの経営をビジネスの観点から細かく聞く事が出来て良かったです。
●Jリーグとはまた違った地域活動の考え方を聞いて、為になった。
●「できない事をやる」というポジティブな意識・チャレンジャーな姿勢で物事に取り組みたいと自分自身感じ、感動しました。
●いかに利益を得るかが大切だと分かった。
●チーム経営者として、ありとあらゆる細かい部分に目を配っているところが素晴らしいと思います。
●スポーツビジネスは、スポーツが好きなだけではダメ、もっとビジネスを知らなければいけないと思えた事が、プラスになった。
●3年間黒字だった要因がとても分かったような気がします。
●やるかやらないかの考え方、私自身実践していきたいと思います。
●黒字を挙げる事が地域貢献につながるという発想は、社会的には当たり前だが、スポーツ業界では一番やれていないことだったのかも。
●チームとスポンサーの関係、お互いのアプローチの仕方がよく分かりました。
●プロスポーツチームのビジネスの根源、大切な事を改めて気付かされたと思う。
●徹底的な選択と集中、転んでもタダでは起きないなど、いくつかの哲学のようなものを感じ、経営者として必要な姿勢というものを学ばせてもらいました。

と、チーム経営に対するリアルを感じ取れたようでした。
また、「山谷さんの熱い気持ちが伝わってきました!」「ぜひゲームを観に行きたいです。」
との声や、
「今キャンプで実施している営業インターンに活かしたい」と前向きなコメントが多く寄せられました。

最後に山谷氏から、
「不確実性をどんどん体験・経験して欲しい。不確実なものに対峙していくことにより、他人に価値を与えたり生み出す事を体現してもらいたい。
イベントの主催や幹事、新しいチャレンジなどを通して、他人に満足してもらうトレーニングをしてみるのもいいかもしれませんね。」
と受講生にアドバイスをいただきました。

くしくも、前回5/2(水)に講師としてお越しいただいた石塚氏からも「飲み会の幹事をしてみるのもいいんじゃないか」とのアドバイスがありました。

お客様に満足してもらうサービスの提供、共通する部分に共通するトレーニング法、受講生の幹事率は上がること必至ですね(笑)

 


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講師/ゲスト

株式会社リンクスポーツエンターテインメント
代表取締役社長

山谷 拓志

1993年慶應義塾大学経済学部卒業、同年株式会社リクルート入社
人材総合サービス事業部門営業職、マーケティング企画職、組織人事コンサルタント職を歴任。
リクルートシーガルズ入部、97・98年度バイスキャプテン、96・98年度日本選手権(ライスボウル)優勝
2000年株式会社リクルート退社、リクルートシーガルズ・アシスタントゼネラルマネジャー就任。
2004年株式会社リンクアンドモチベーションスポーツマネジメント事業部長に就任。2007年株式会社リンクスポーツエンターテインメント代表取締役社長に就任
JBL所属プロバスケットボールチーム・リンク栃木ブレックス運営会社の代表を務める。
財団法人日本サッカー協会スポーツマネジャーズカレッジ委員、日本バスケットボールリーグ(JBL) 理事、栃木県バスケットボール協会参与、宇都宮ブランド推進協議会委員を務め、慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科スポーツ経営論講師(2009年度まで)を務めた。
またスポーツマネジメント分野における専門家としても注目を集め、セミナー、講演、寄稿多数。講演・執筆テーマは「モチベーションマネジメント」「スポーツによる地域活性化」「チーム強化論」など。

08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりMARS立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなど、社内事業を横断的に従事し、10年より立ち上げた、「MARS CAMP」商品企画・広報も担当。新卒・中途共にスポーツ業界内企業の外部人事部として活動しながら、体育会系人材の就職支援やアスリートと企業を結ぶセカンドキャリア支援など、スポーツとキャリアをトータルでプロデュースする。