~アスリートの道を輝かせる~それこそがプロのマネジメント!

講座レポート

  • 対象講座
    アスリート・マネジメントとPR
  • 日時
    2013年2月1日(金) 19:30~21:30
  • 会場

    TKP渋谷カンファレンスセンター

    東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷東宝ビル

  • 講師/ゲスト
    直川 匡孝詳細
  • ナビゲーター
    仲島 修平詳細

「スポーツマネジメント」、スポーツビジネスのキーワードとしてよく聞かれる言葉かと思いますが、そもそもマネジメントとはどのような仕事なのか?アスリートにとってのマネジメントとは何なのか?実はボンヤリしている部分が多いのではないでしょうか。

マネジメントという仕事のリアルとは何なのか、アスリートにとってのマネジメントはどのような影響があるのか。

今回は株式会社マザーランドのスポーツ事業部プロモーション・ディレクターの直川匡孝氏にお越しいただき、アスリート・マネジメントについて、たっぷりお話をお聞きしました。

 

冒頭、「マネジメントのイメージってどんなものですか?」との問いに、「選手の身の回りの世話?遠征があったときに一緒に帯同する?」などと自分たちのイメージを恐る恐る答える受講生たち。「決して間違いではないが、それだけじゃないということを今回お伝えできればと思います。」との直川氏の話に、受講生たちの集中力も高まります。

多くのオリンピック出場選手やメダリストが所属し、そのプロモーション・ディレクターとしてご活躍の直川氏。ただ、オリンピックのメダリストと言っても、前回大会となるロンドンオリンピックのメダリストであれば顔も名前も出てきて良く知っているのですが、その前の北京は?更にその前のアテネでは?となると、どんどんと記憶から薄れているのが実情。

「金メダルじゃなければダメだったり、出場するだけではダメだったり、今旬じゃなければダメだったり・・・そんな風潮があるからこそ、そのアスリートの歩んできた道を輝かせるのがマネジメントの仕事ですね。」と語る直川氏。引き合いとしてスポーツ団体広報の仕事とマネジメント会社の違いを元にお話しいただくと、受講生の目はテンに。

更にその仕事内容として飲料メーカーに例え「ドリンクの最盛期が夏だとしたら、夏以外はどこでどうやって売るのか。そのドリンクの売りは何なのか見極めて、どんなケースで必要となるのかを探っていく。アスリートも同じで、その人のセールスポイントを探して周りのニーズに合わせて応えていくのが、マネジメントの仕事になりますね。」これには受講生たちも腹落ちしたようで、イメージしやすかったようです。

では実際にはどのような仕事となるのか、所属アスリートであるアーチェリーの山本博選手を例にご紹介。

1984年のロサンゼルス五輪での個人銅メダルから、2004年アテネ五輪で今度は個人銀メダルを獲得。20年ぶりにメダルを獲得し、教員との二足のわらじを履いた中高年の星・山本先生として注目された際のお話と、アテネ五輪以降での活動のお話。山本選手にしかないセールスポイントを見事に提案し、CM起用された際のシナリオなどは、業界のリアルな部分が垣間見れた事でしょう。

また、マネジメントから派生した仕事として、PRイベントやキャスティングについてもお話いただき、単なる選手・アスリートのマネージャーとして身の回りの世話をするのではなく、広報の役割として、イベントへのマスコミ誘致、メディア露出、認知促進など、マネジメントの仕事が多岐に亘っている事を実感できたようでした。

キャスティングなどから新たなアスリートの発掘も視野に入れているという直川氏、マネジメント会社にとってアスリートは獲得し続ける事が必要とも。
そのアスリート発掘の裏側のお話は…ここではお伝え致しかねます(笑)

またマネジメント会社といえばアーティストも所属していることもよくあることですが、スポーツ選手とアスリートマネジメントの大きな違いは?との問いには

「個人的な見解ですが、音楽やタレントの場合には才能を否定することも仕事上ある。そこがスポーツとの大きな違いですね」

との答えには改めて、スポーツにおいて「結果」は他人には変えられないものだと強く感じ取ることができました。

そんな直川氏が考える、スポーツ業界で活躍するための条件、仕事の流儀は、

『仕事に夢を』

実は水泳の北島康介選手とは大学の同級生で、「大学卒業時の北島選手との扱いの格差を学内で感じて、逆に北島選手を使う立場の人間になろうと思ってスポーツ業界を考えました(笑)」と、その関わったキッカケもこぼれ話としてお聞かせいただきました。

業界として求める人材・必要な素養としては、

『センス、英語』

「例えば、彼氏・彼女の誕生日にサプライズなどを含め、どれだけ感動させられるか、そんなところからもセンスは磨かれるのではないかと思いますよ」と直川氏。

 

受講生からは、

●マネジメントをするということはどういう事なのか、勘違いしていた部分もあり、理解できて良かった。
●マネジメントは、個人マネージャーの様なものだと思っていたが、イベントPRやキャスティングなど、様々なことを行っていることが分かった。
●アスリートのキャリアや存在価値を高めていくということで、とても重要な役割を担っているということが分かりました。
●選手の本業であるスポーツと、認知度を高めるイベントとのバランスが難しそうだと感じ、非常に興味深かった。
●広報に興味があったが、アスリートマネジメントが広報に近く、さらに広報よりも踏み込んだ仕事であると知り、興味が増しました。
●講義前は興味が薄かったが、講義で様々な面を知れて、強い興味を持つようになりました。
●アスリートのセカンドキャリアが重要視されてきている中、マネジメント会社が果たす役割は大きいと感じました。
●CMや広告作りは、企業の宣伝だけでなく、アスリート自身の宣伝でもあるのだと知ることができました。
●「アスリートが忘れられない仕事」スポーツ業界が発展していくために絶対的に必要な仕事だと痛感しました。

と、当初イメージしていた、身の回りの世話や選手への帯同といった仕事内容から、実際のマネジメントの仕事のリアルを知り、高い興味を持ったようでした。

最後に直川氏より、
『今、仕事内容としては、マネジメントをはじめとして営業・広報・PR・企画など全部個人に任されてやっています。企業の規模によっても異なりますが、そうやっていろいろ出来る業種なのかなと思うし、自分自身携わって面白いと感じています。このマースキャンプには学生さんも多く参加されていると聞きました。就活の際、自分のセールスポイントや強み、長所や短所など自己分析しているかと思いますが、マネジメントの仕事はそれを他人に対して分析しているのと同じようなところがあります。今回、こうやって皆さんにお話したことで興味・関心を持ってもらえればと思いますし、ぜひそんなマースキャンプ生の皆さんと仕事でご一緒したいですね。』
とラストメッセージをいただきました。

実際のイメージとギャップがある事が多く、それを知らないのがスポーツ業界の現状かもしれません。
そんな仕事のリアルを、マースキャンプを通して実感してもらい、自身の活躍の場につなげてもらいたいと思います。
実際の業務内容とそこから派生するスキルを鑑みると、『マネジメント会社経由→プロスポーツチーム』こんな目指し方も十二分に有り得るでしょうね。

 


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講師/ゲスト

株式会社マザーランド
スポーツ事業部 プロモーション・ディレクター

直川 匡孝

日本体育大学大学院卒。
卒業後から現在に至るまで、サッカー選手やオリンピック選手など様々なスポーツジャンルのアスリートマネージメント、スポーツイベントの企画・立案などのスポーツビジネスに従事する。

08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりMARS立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなど、社内事業を横断的に従事し、10年より立ち上げた、「MARS CAMP」商品企画・広報も担当。新卒・中途共にスポーツ業界内企業の外部人事部として活動しながら、体育会系人材の就職支援やアスリートと企業を結ぶセカンドキャリア支援など、スポーツとキャリアをトータルでプロデュースする。