東レ株式会社
宣伝室長
開催期間:2020.10.01〜2021.03.31
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本来12講座の料金
¥72,000
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第5期 2012 FW
TKP新宿ビジネスセンター 11Fスカイ会議室
東京都新宿区西新宿2-3-1 モノリスビル11F
スポーツに関わる仕事・企業、と言って思いつくのは?
サッカーや野球を例にとってみると、プレイする選手がいるチーム、使用する用具などのメーカー、その他で大きく関わっているのがユニフォームの胸やスタジアムの看板などに名前が出るような、いわゆるスポンサー企業。
今回は、東レ株式会社の宣伝室長の幼方聡子氏にお越しいただき、プロスポーツチームの大きな収入源の一つであるスポンサー料、今回はそのスポンサーにスポットを当て、スポンサー側からスポーツをどのように活用しているのかをお話いただきました。
当たり前過ぎて、意外と知られていない東レの事業。主に繊維やプラスチック・ケミカルを扱い、身近なものとしては、冬に欠かせないインナーのヒート素材製造・開発や、ポテトチップスの袋の素材製造・開発などが挙げられます。
そんな東レですが、「何で東レを知ったのか?」と受講生に尋ねたところ、バレーボール部(東レアローズ)の存在であったり、テニス大会の名前(東レパン・パシフィック・オープンテニス)などが挙げられましたが、「その2つは大きいですね!加えて、実は水着のキャンペーンガールでの認知が大きいんですよ。」と笑う幼方氏。
ただ、やはりバレーボールとテニス大会からの認知は大きく、特に東レ パン・パシフィック・オープンテニスは、世界4大グランドスラムと呼ばれる、全豪・全英・全仏・全米テニスに次ぐ大会として開催されています。
世界120か国に放送され、近年は5万人を超える観客が来場している大会、そこに協賛する理由などに言及。世界中に放送されることでの企業のグローバルなPR、また社会貢献活動の一環としての目的もその一つに。
また、同様のイベントへの協賛として、東レ杯 上海国際マラソンへの協賛も、第2回大会から現在まで続いているもの。国際市民マラソンとして開催されているこの大会は、中国国内における4大国際マラソンとして位置付けられ、約50か国、2万人を超えるランナーが参加しています。
協賛することで、PRや社会貢献はもちろん、グローバルな事業を展開する東レが、上海でのビジネスを展開するリレーションシップの強化に大きく起因するとも語る幼方氏。
今回は中国での国内情勢の問題でやむなく特別協賛が叶わなかった側面がありつつも、上海市からの心遣いに触れ、スポーツイベントへ協賛する効果は大きいと感じたとの事でした。
同じくマラソンイベントへの協賛として挙げられるのが、東京マラソン。
こちらでは、東レの事業でもある「素材」の起用が大きな意味合いを占め、4万人近い参加者へ配布される手提げ袋や、ボランティアが着用するポンチョなどには、東レの素材が使われています。
参加希望人数は世界最高である東京マラソンにおいて、素材起用におけるPR効果はもちろんの事、協賛することで得られる大会の呼称権やロゴマーク使用権なども高いメリットとも。
更に、昨シーズンは女子がリーグ優勝したり、日本代表選手を多く抱えるバレーボール部。日本代表の選手の所属先が東レアローズということで、東レの名前が知られる大きな要因の1つになっています。
元々は多くの社員が居たことで、福利厚生の一環として設立されたバレーボール部ですが、今や企業を代表する顔であり、企業イメージUPとしてもなくてはならない存在に。
そんなバレーボール部の選手たちに関して、「男女共に東レの正社員であり、実はそれは東レだけ」との事。企業の業績不振や不景気の影響を受け、経費削減として企業チームの廃部などが相次ぐ中、「何があっても廃部などはしません。」と語る幼方氏からは、チームへの愛着と共に、バレーボール部員でありながら東レの正社員である選手たちを守る意識が強く感じられました。
今後の展開としては、スポーツをスポンサードするということに対して、スポンサー側から変えていきたいとの想いから、スポーツへスポンサードしている企業が集まり、研究会を発足して様々な問題点解決へ動き出しているそうで、ビジネスモデルや費用対効果などをふまえ、改善への取り組みを進めているそうです。
そんな幼方氏が考える、スポーツ業界で活躍するための条件、仕事の流儀は、
「現場第一主義、他社(者)に学べ、借りを作るな、人脈を大切に」の4点。
特にビジネスは人と人とのつながり、人脈を大切にすることが最重要とも。
また、求める人材や必要な素養については、
「PLAY・WATCH・SUPPORT – 全てにおいてスポーツが好きであること、好きだけどビジネスだと割り切れる人、ロジカルな思考の出来る人、コミュニケーション能力の高い人、自分の健康管理がきちんと出来る人。」の5点。
受講生からは、
●テニスの大会とバレー部を持つこと、スポーツにお金を投じることは一緒だが、まったく目的が異なることに気付いた。
●東レさんがスポーツとどのように関わっているのか、初めて知りました。
●東レ=バレーボールというイメージがありましたが、国内外で多くのスポンサーとしてどのような利点があるかなど、今まで知ることの出来なかった事を知れました。
●スポーツへのスポンサードを通じて、企業としてどのようにメリットを見出すかなどを知れて楽しかった。
●スポーツイベントへの協賛の仕方、企業におけるスポンサーシップの意義や位置付けが聞けて、勉強になりました。
●スポンサーとしての立場とCSRとの関係が良く理解できました。
●スポーツをスポンサードして売り上げに繋がるのはB to C企業ではできて、東レさんのようなB to B企業では難しいと思っていたが、違う側面を見られて勉強になりました。
●スポーツの様々な面で「東レ」が関わっていることが分かりました。
●スポーツをビジネスとして捉えることの必要性を、改めて認識しました。
●スポンサーをする側の話を聞くことで、スポンサーを得る側の必要な部分を少しだが理解できました。
●一般企業からどのようにスポーツと関われば良いのかがイメージできて、とても参考になりました。
●イベントを通じてのスポーツスポンサーシップの難しさ、意義、国際的な付き合い方なお、とても考えさせられる講義でした。
●スポンサー側の企業が、これほどスポーツの力を信じているということを知り、新たな可能性を感じた。
●プロスポーツチームに入らなくても、自分のやりたいことがスポーツチームを持っている企業に入れば出来る、という可能性を知れた。
と、東レの展開を知ることで、スポーツへスポンサードする企業のリアルを感じ取れたようでした。
最後に幼方氏より、
「スポーツにまつわる仕事はやりたい人がいっぱいいます。一方でお金にならなくてハードルもいっぱいあるのも事実。皆さんには初志貫徹してスポーツ業界を目指すと共に、スポーツをマクロで見る事も大事であると伝えたいです。ただのスポーツ好きだけではない、スポーツをビジネスとして考えていくマースキャンプ受講生の皆さんには、日本のスポーツ発展のために頑張ってもらいたいと期待しています!」
とラストメッセージをいただきました。
スポーツに直接関わる事しか考えていなかった受講生の中には、「将来、自分のスポーツ業界への関わり方としての選択肢が広がりました。スポーツ業界へ様々な方面から関われるのだと知ることができ、モチベーションが上がりました。」との意見も。
両方を知ることで、その相乗効果を生み出してくれることでしょう。
アンケートの中にもありましたが、テニスへの協賛とバレーボールへの投資、外から見ると一見同じようにも見えるスポーツへのお金の使い方ですが、目的や意図は異なるのが事実。
この目的と意図をしっかりと理解し、社会に向けて提供していくことができるかどうか…がスポーツ業界で活躍するための鍵となります。
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1986年大谷大学文学部卒業、東レ㈱入社。ポリエステル長繊維の営業、関連会社のアパレルへの出向の後、1992年より宣伝室。
家庭用浄水器「トレビーノ」、高性能めがね拭き「トレシー」、スエード調人工皮革「エクセーヌ」等の担当を経て、2003年宣伝課長、2007年より現職。
東レ及び東レグループの企業宣伝、商品宣伝、イベント運営、ウェブサイトの企画に従事している。
08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりマーススポーツエージェント(現:ウィルオブ・スポーツ)立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなどを経験し、2010年「MARS CAMP」創設。現在は社内事業統括、新規事業立案・推進を担う。スポーツ関連企業の外部人事部としてスポーツ×キャリアをトータルでプロデュースしながら、2020以降に事業化・プロ化を視野に入れる各種スポーツ中央団体の事業パートナーとして各種プロジェクトを推進中。
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