スポーツは起爆剤?なかなか聞けない!テレ朝のスポーツ事業に迫る

講座レポート

  • 対象講座
    スポーツは起爆剤になれるのか~スポーツを伝える仕事~
  • 日時
    2013年4月15日(月) 19:30~21:30
  • 会場

    スター会議室西新宿 ホール9A

    東京都新宿区西新宿1-19-6 山の手新宿ビル8F

  • 講師/ゲスト
    愛宕 康志詳細
  • ナビゲーター
    仲島 修平詳細

皆さんはスポーツというコンテンツに触れる際、どの媒体からの接触頻度が高いでしょうか?どんなにSNSが発展していても、映像自体はTVから!というところは、まだまだ普遍的なものかと思います。

MARS CAMP6期の第1回目となった今回の講義は、
株式会社テレビ朝日スポーツ局スポーツセンター長の愛宕康志氏をお招きし、「スポーツは起爆剤になれるのか」というテーマの元、スポーツ×TVメディアの裏側を深くお伺いしていきます。

 

今回のゲストである愛宕氏は、1993年にテレビ朝日入社後、1年目からスポーツ局に配属。スポーツニュース記者として、西武ライオンズやヤクルトスワローズの担当を歴任した後、「Get sports」「やべっちFC」「熱闘甲子園」の番組や日韓W杯担当もご経験。2007年からに営業局に異動となったものの、現在は再びスポーツ局に復帰。

スポーツにおけるメディアの位置付けと、スポーツ×メディアの今後について知るという意味で、こうしたご経歴を持つ愛宕氏のお話は絶好の機会。今回が初めての本講義となったMARS CAMP第6期のメンバーや継続参加のCAMP生の気持ちも自然と高まります。

そんな中まずはウォーミングアップとして、テレビ朝日開局55周年を迎えるにあたって作成された55周年記念ロゴにまつわるお話を頂きました。
愛宕氏曰く「テレビの世界もまだ55年しか経っていない。100年を超える新聞と比べるとまだまだ新しいメディアとも言えます」と評します。

55周年記念番組も多く放送されており、日々の話題の中でも会話として出てきやすいのは、今も昔もテレビにまつわるお話が多いのでは。そういう意味でも「テレビは会話のきっかけの一つになる」とは愛宕氏。

その愛宕氏が勤めるテレビ朝日のスポーツ局。70人程の組織で、スポーツ番組の現場を任されるスポーツセンターと、その業務を推進・補助するスポーツ業務推進部に分かれています。

新卒採用でも人気の職種であるスポーツ局ですが、「スポーツをやりたい!という強い意思があれば、その希望は叶えられますか?」との問いに、「僕は叶えられると思っていて、スポーツをやりたいと思っていれば高い確率で携われると思う」と力強くお答え頂きました。しかしその前提条件として、他の仕事を疎かにしない事と、与えられた仕事をまずは一生懸命やることの2点を挙げておられました。

中途採用に関しては、「年に1人いるかいないか」という少ない枠の中での募集となり、求められるチカラに関しては、その時の方針によって変わってくるという。この状況を踏まえると、スポーツ業界への転職を考える方にとって、今ある仕事に精一杯取組み、採用情報を逃さないような情報収集が必要となります。

ここからはテレビ朝日の事業についてのお話。
テレビ局の広告収入モデルの裏側までお話をお伺いし、2012年度に遂にプライムタイムでの視聴率NO.1になったその背景には、テレビ朝日が持つスポーツコンテンツが大きく貢献しています。2012年度の年間視聴率ランキング上位10番組に目を向けても、スポーツコンテンツは7つランクイン。その7つの内、テレビ朝日が放映権を持つ番組はなんと5番組!これだけ見てもスポーツコンテンツが持つ価値というのは計り知れないものがあります。

2012年度年間視聴率ランキングに5番組を輩出した、テレビ朝日スポーツセンターの実際の仕事とはどのようなものなのでしょうか。仕事のリアルとしてお伺い致しました。

スポーツセンターが制作しているものは大まかに分けると3種類あります。
■番組(やべっちFC、Get sports、熱闘甲子園、とんねるずのスポーツ王は俺だ!)
■中継(サッカー、フィギュアスケート、ゴルフ、野球、水泳)
■ニュース(報道ステーション、ポータルANN、その他)

まずは番組について、現在制作している4つの番組を「収録方法」「制作体制・人数」「売り上げ」の観点からお話頂きました。

番組制作全般は「自分の個性が出せる」と愛宕氏が言うように、ニュースや中継とは違い、制作側の想いや新たなる試みが反映させやすい事が特徴の1つ。番組によっても制作体制や人数の違いがあり、制作規模の大きさや、放送の時間帯によって、売り上げへのコミットメントもより強く求められます。しかしそれがやりがいでもあるとは愛宕氏。

続いての「中継」に関するお話で多く出てきたキーワードは「放送権」というお言葉。W杯最終予選や野球WBCなど、視聴率が見込めるコンテンツはどの局も放送権を欲しがるもの。その放送権を勝ち取るための戦略や、具体的な予算についてもお話頂き、特に莫大な放送権が掛かるスポーツコンテンツを獲得する為に、民放TV局同士が手を組んだ事例は興味深いものばかり。TV中継というコンテンツをより消費してもらう為のPR方法にも、他番組との連動など、TV局ならではの宣伝の妙がありました。

スポーツ中継と比較的近い関係でもある「ニュース」では、小規模な制作体制であることから、より「その人の腕が試される」と愛宕氏は捉えます。「自分の書いた原稿や自分の繋いだ画が高視聴率を取ることがある」ここがニュースにおけるスポーツ局の仕事のリアルでもあります。スポーツ好きだけが見るものではなく、報道の中の1つのコンテンツとして視聴者の元に届けられるという点で、重要なポイントとなります。

ここまで「番組」「中継」「ニュース」のお話を頂きましたが、「それぞれにまだまだ課題はある」と愛宕氏は分析。特にネットとTVの融合や、マイナースポーツの扱いに関しては、今後も検討を重ねていくべきポイントになるでしょう。

今後のリアルとしてお話頂いた部分では、テレビ朝日が抱える課題を垣間見ることができ、TVメディアにおいてもスポーツが起爆剤である反面、まだまだ発展途上の領域でもある事をCAMP生一同、実感することが出来たのではないでしょうか。

 

受講生からは
■ 番組によって変わるスポーツの位置付け、狙いや特性の部分が興味深かったです。
■ 番組とスポーツ中継を連動させて伝えるという視点は、新たな発見になりました。
■ 中継やニュースなど、生の情報を取り扱う事が多い分やりがいを実感できると感じた
■ スポーツが起爆剤になれるという事を改めて感じました
という反応が多数寄せられました。

そして、講義終盤のプロフェッショナルの部分で、愛宕氏が考えるスポーツ業界で活躍するための条件として挙げてくださったのが、

「体力」と「スポーツを純粋に愛する気持ち」の2点。

「先日のWBCの試合では、飛び上がって喜ぶほどだった。その瞬間というのは視聴率の事は考えていない。それは純粋にスポーツが好きだから。そういう仲間が沢山いる」と体力勝負の現場であっても、スポーツを純粋に愛する気持ちが上回る事で、また次の仕事への活力と変えられるという側面についても触れる一方で、求める能力に関しては「英語が使えれば、仕事の幅が広がる」との見解も。

TVという影響力の高いメディアで、スポーツコンテンツを視聴者に届ける事がミッションの一つである愛宕氏。スポーツの仕事に興味・関心の高い受講生にラストメッセージとして、
「スポーツの仕事は取材をするのにしても、将来があって、前向きな話題であることが多い。そういった意味ではスポーツは前向きな商売であり、仕事。将来スポーツ業界に関わるのであれば、常に前向きな気持ちで仕事に臨んで頂ければと思いますし、一緒に働く機会があったら、是非、スポーツ業界を盛り上げていきましょう」
と、スポーツ報道の最前線で働くゲストならではのお言葉を頂きました。

TVという媒体を活用することで、スポーツビジネスの可能性はまだまだ広がります。

スポーツと言えばテレビ朝日!視聴者に愛されるTV局として、スポーツコンテンツを活用し、お茶の間に前向きな活力を届ける取り組みに、今後も注目ですね!

 


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講師/ゲスト

株式会社テレビ朝日 
スポーツ局 スポーツセンター長

愛宕 康志

早稲田大学法学部卒業。1993年入社。ただちにスポーツ局に配属され、スポーツニュース記者として、西武ライオンズ、ヤクルトスワローズの担当を歴任。その後番組担当として「Get Sports」「やべっちFC」「熱闘甲子園」等に携わる。
2002年サッカー担当として日韓W杯を経験。2004年には「報道ステーション」のスポーツコーナー担当として番組立ち上げから参画。2007年営業局に異動。社内調整を行う営業業務部、ネットタイムCMセールスを行うネット営業部を経験。2011年スポーツ局に復帰。2012年7月から現職。

08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりMARS立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなど、社内事業を横断的に従事し、10年より立ち上げた、「MARS CAMP」商品企画・広報も担当。新卒・中途共にスポーツ業界内企業の外部人事部として活動しながら、体育会系人材の就職支援やアスリートと企業を結ぶセカンドキャリア支援など、スポーツとキャリアをトータルでプロデュースする。