『サッカー批判』編集長登壇!サッカー界のためにすべきこと

講座レポート

  • 対象講座
    スポーツの持つ影響力と伝え方
  • 日時
    2013年8月21日(水) 19:30~21:30
  • 会場

    TKP新宿ビジネスセンター 11Fスカイ会議室

    東京都新宿区西新宿2-3-1 モノリスビル11F

  • 講師/ゲスト
    森 哲也詳細
  • ナビゲーター
    仲島 修平詳細

スポーツの持つ魅力を世の中に伝えていく役割を担うスポーツメディア。

現場にあるストーリーや熱を、ファンの興味関心を喚起する切り口で捉え、情報を届ける事の難しさを感じながらも、スポーツの持つ影響力を身をもって感じる機会が多いのは、実は伝え手であるメディアの方々かもしれません。

今回の講義は、株式会社カンゼンよりサッカー雑誌「サッカー批評」の編集長を務める森哲也氏をお招きし、スポーツメディアから見たスポーツの持つ影響力と伝え方を伺っていきます。

 

いわゆるスポーツマスコミと呼ばれる媒体の中で、ターゲットを絞ったコアで深い情報を届けている雑誌。
その中でも一際尖ったスタイルを貫き、サッカー好きから熱烈な支持をいているのが「サッカー批評」。そんな人気雑誌に入社1年目から編集長として携わっているのが今回のゲストである森氏です。

講義冒頭では、業界全体の傾向を交えたお話を頂き「今は営業主導で雑誌の方向性を決める事もある。何が売れて何が売れないかは、営業を経験しないと分からない」と一見雑誌作りと親和性がない営業という要素を挙げられ、受講生達は意外な表情を浮かべつつも、改めて営業の重要性も感じ取ったご様子。

その後は編集長の森氏より直々に「サッカー批評」のコンセプトやターゲット層、編集方針のお話を頂戴しました。

森氏は「テレビ東京のような雑誌で、いわゆるメインストリームからは外れるような雑誌でもある」とサッカー批評が持つ独自性を表現します。
「Jリーグのファンの人がターゲットで、読み物としての雑誌が好きな人は関東に多い。」とエリア毎の読者特性やサッカー批評の読者層にも触れて頂きながら、
「時流的なものと不変的なものがある中で、時流に惑わされず不変的なものを追う」と編集長として持つ絶対的な方針をご教示頂きました。

またこうした方針を元に、読み応えのある雑誌を作る一方で、「常々、ネットとの相性は良いよと言われていた」と森氏が言うように、サッカー批評スタッフが編集するWEB媒体「フットボールチャンネル」との連動についても、具体的な活用方法を交えながら「思った以上にPVが順調に伸びている」という手応えをお伝え頂き、今後のWEB媒体と紙媒体の関係性を考える為のヒントとなるお話が。

広告料の減少など、スポーツメディアにおいても外部環境の変化はあるものの、サッカー批評がサッカー批評であり続けることが出来るのは「サッカー界の為にという信念を持ってやっているから。だからこそ周りとも戦える。あえていうならそれがサッカー批評のすべき事」という言葉に集約されています。

また、そういった方針を持ちながら「サッカー監督の正しいたたき方」など、思わず手に取って読みたくなるようなキャッチーなタイトルをつけるのもサッカー批評流。

こういった作品を生み出し続ける事が出来るその源泉はどこにあるのか。

仕事のリアルの部分では、具体的な事例を交えながら、サッカー批評の作り方・組み立て方について言及頂きました。

特に受講生が息を呑むようにして聞き入ることになったのが、元日本代表選手が巻き込まれたドーピング問題の事例。
森氏自身が当時の現場を取材・経験し、肌で感じてきた生ものとしてのお話は、受講生にとっても衝撃を与えるものでした。

また、編集者として記事を寄稿するライターの手綱を握るのも編集者の仕事。
編集者として活躍していく為に必要な素養を、「企画力」と「行動力」の二点からお話頂きました。

 

ここまでの話を聞いた受講生からの反応も様々。

◎物事の本質を見抜く力とサッカー界を良くしたいという想いがサッカー批評を作り上げているのだと感じた
◎チームで働きたいと思う私にとって、自分がメディアとどう付き合ってくのかという視点で聞いていても為になりました
◎関係者との均衡を保ちながら他誌が躊躇する企画作りをする仕事の仕方は、大きな武器になると感じる
◎メディア志望の私にとって、具体的な仕事のイメージを掴むキッカケとなる講義でした。

スポーツとメディアが持つ影響力の高さを感じながらも、今後スポーツを仕事にしていく上で参考にすべきものの多くを学び取ったご様子。

ここまで密度の濃いお話をしてくださった森氏。

その森氏が考える仕事の流儀と業界で活躍する為の条件は
◎できるだけ魂を売らずに正直に、素直に
◎「本物」を作る姿勢、「本物」を伝える姿勢を忘れない

「読者に対して嘘をついてはいけない。向き合っている相手が誰かと考えることが大事」とし、この2点を挙げています。

また求められる能力については
◎サッカーの枠にとらわれないアンテナと好奇心を持つ人。
◎どんな分野の本でも編集できて、どんなことでも面白がって、自分で仕事を面白くできる人。
とのお考えをご教示頂くことに。

「社会性があってアンテナを張れる人は面白い。目の前にある仕事を面白くする事が出来る人は面白いものを生み出す事が出来ると思います。」
「サッカーが好き。だから何が出来るという質問に答えられるかどうか」

こちらはメディア志望者だけでなく、スポーツの仕事をしたいという人すべてにお届けしたい森氏の言葉であります。

それは講義最後に頂いたラストメッセージも同じ。

「僕自身成功しているとは思えなくて、まだまだだと思っている。スポーツの仕事に携わりたいと考える人はいても、その先を考えている人は少ない。自分がその仕事をして何をしたいのかという、先のアイデアを持った人が増えて欲しいと思っています。」

森氏の言うように、スポーツの魅力に惹かれ、そのスポーツを仕事にしたいという人は多くいます。
その想いを実現させる為の道しるべと、なし得たい目標を明確に持つことこそが重要と、絶対的なコンセプトを持ってメディアをつくってきた森氏ならではのお言葉は、スポーツ業界で活躍することを目標とする受講生にとって貫き通すべき信念でもあるのではないでしょうか。

 


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講師/ゲスト

株式会社カンゼン 
サッカー編集部 サッカー批評 編集長

森 哲也

1978年生まれ、兵庫県淡路島出身。株式会社カンゼン サッカー編集部編集長。2006年より隔月刊『サッカー批評』(双葉社)編集長、2010年より『フットボールサミット』(カンゼン)議長を務める。2010年には『欧州サッカー批評』(双葉社)を立ち上げ、年2回発行。サッカー書籍を中心に書籍編集も行う。

08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりMARS立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなど、社内事業を横断的に従事し、10年より立ち上げた、「MARS CAMP」商品企画・広報も担当。新卒・中途共にスポーツ業界内企業の外部人事部として活動しながら、体育会系人材の就職支援やアスリートと企業を結ぶセカンドキャリア支援など、スポーツとキャリアをトータルでプロデュースする。