今後更に普及!ユニバーサルスポーツ、ブラインドサッカーに迫る!!

講座レポート

  • 対象講座
    スポーツ協会の足跡と宿命
  • 日時
    2014年1月11日(土) 15:00~17:00
  • 会場

    TKP新宿ビジネスセンター 11Fスカイ会議室

    東京都新宿区西新宿2-3-1 モノリスビル11F

  • 講師/ゲスト
    山本 康太詳細
  • ナビゲーター
    仲島 修平詳細

皆さんにとって、「ブラインドサッカー」と聞いて思い浮かべる事とはどんな事でしょうか?

障がい者が行うスポーツ?目が見えない人がする?目隠しをしてプレイする?
一言にブラインドサッカーと言っても、知らない人からすると思い浮かべる事は人それぞれかもしれません。競技自体を詳しく知っている人もまだそこまでは多くないかと思います。

今回は日本ブラインドサッカー協会事業管理部ダイバーシティ事業部の山本康太氏と、日本ブラインドサッカー協会事務局スタッフの渡邊秀樹氏にお越しいただき、日本ブラインドサッカー協会としての宿命と施策、ひいてはスポーツ普及のために必要な事とは?など、たっぷりとお話をお伺いしました。

 

事務局スタッフとしてお越しいただいた渡邊氏は、このマースキャンプの第2期卒業生。開口一番、「この雰囲気、懐かしいですね。」と。久々のマースキャンプの講義に、今回は受講生ではなくゲスト講師としてご参加いただきました。そんな渡邊氏と山本氏は共にブラインドサッカーのプレイヤーでもあります。お二方共に視覚障害はありませんが、実はこのブラインドサッカーは基本的には障がい者スポーツと呼ばれる部類にはなりますが、健常者の方でも参加できる、いわゆるユニバーサルスポーツでもあります。

パラリンピックの競技でもあり、視覚障がい者と健常者が混ざり合ってプレーするサッカー。プレイヤーはアイマスクを装着し、ボールの中には鈴のようなものが入っていて、音が鳴ることでその位置を確認するそうです。

そんなブラインドサッカーの強化と普及を推進する組織が、日本ブラインドサッカー協会。そのビジョンとしては、ブラインドサッカーを通して、視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現すること。具体的にはパラリンピック出場を目指す日本代表の強化などから、地域リーグや全国大会、健常者・晴眼者対象の普及やイベント開催など、様々な事業を手掛けます。

視覚障がい者に対して、「一般の方々のイメージとして、目が見えない・点字を使う・近寄りがたい、などマイナスのイメージが付きやすく、どう接したら良いのか分からない・何て声をかければ良いのか分からない、などの不安が付きまといがち。それらの多くは想像・イメージのものであり、実際に障がい者を知らない、そこから来る不安や恐れ、それが健常者と障がい者を区別するようになる、というようなネガティブスパイラルになることが問題視され、障がい者=かわいそう、というようなイメージを、ブラインドサッカーを通じて分かり合えるようにしていきたい」と山本氏。

そんなブラインドサッカーの普及活動として、小・中学校に講師を派遣して、ブラインドサッカーを用いて体験型授業を行う、学校・教育機関を通じた活動である「スポ育プロジェクト」を実施。子供たちにとって、スポーツを通じてボランティア精神・チームワーク・コミュニケーションの重要性・個性の尊重・障がい者理解、などを学び、気づく事で、障がい者と混ざり合うきっかけを作り出していく事が大きな目的となっているそうです。

2010年にスタートしたこのスポ育も、現在年間で参加者が1万人を大きく超え、多くの方にブラインドサッカーを知ってもらい、普及に一役買っています。
教育を通じた子供向けの活動の一方、企業に向けての施策として、ブラインドサッカーを使った企業の社員研修やCSR活動に役立ててもらう「マーブルナイト」と呼ばれるブラインドサッカー体験会を開催。少人数制で実施することにより、参加者の満足度も高いものとなっており、社内・社会課題に対して独特の切り口で解決策を提供し、その効果を発揮。

「2014年11月に、渋谷で行われるブラインドサッカー世界選手権に向け、日本代表の強化も重要なポイント」として挙げていただき、国際試合数や代表合宿数の増加はもちろん、若い世代の育成も重要課題だそうです。更にその先にある、2020年東京五輪・パラリンピックに向けて、日本のみならずアジアでの開催も初となる世界選手権を成功させたいと意気込む山本氏と渡邊氏。

そんな山本氏が考える、スポーツ業界で活躍するための条件、仕事の流儀は、
『可能性を信じる事』
そして、求める人材・必要な素養は、
『チャレンジを続けられる人材』

 

受講生からは、
●競技に関係なく、こういった切り口で会社と社会に対してスポーツで価値を提供できるんだ・・・と知りました!
●これまで知らなかった協会の取り組みについて、話を聞くことができて良い機会だった。
●普及活動の視点などは、とても魅力的だと感じました。
●伝えたいメッセージ・価値がとても明確で、企業や教育機関側も意味を感じやすく、いい普及活動にもつながるのだと感じました。
●障がい者スポーツならではの価値提供がとても興味深かったです。
●これまではブラインドサッカー=障がい者が行うスポーツとだけしか考えていなかったが、今回スポ育や社内風土改革プロジェクトなど、健常者の方への教育として行われている現状が知れて、見方が変わりました。

と、ブラインドサッカーを通じて障がい者スポーツを知ると共に、スポーツの持つ可能性を感じたようでした。

最後にラストメッセージとして、
『スポーツに関わる仕事に就くことは大変かもしれないが、何かしら接点を持つようにアプローチし続ける事が大事。小さな事でもいいので、今ある環境でチャレンジし続けてください。』(山本氏)

『マースキャンプを通じて得た情報や周りとのネットワークから今の状況につながっていると思います。今の環境を使い倒して頑張ってください。』(渡邊氏)
と、受講生にエールをいただきました。

知らない事からのネガティブスパイラルを抜け出すためには知ることが重要。
まだまだ知り得ないスポーツ業界に対して、マースキャンプを通じて中の情報も現場での経験も、広く・深く、自分の肌で感じ取って欲しいと思います。

 


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講師/ゲスト

日本ブラインドサッカー協会
事業管理部 ダイバーシティ事業部

山本 康太

1983年生まれ。法政大学卒業後、2006年凸版印刷株式会社に入社。
 情報コミュニケーション分野の営業職・企画職を経て、2013年より現職。
2012年より、グロービス経営大学院在学中。

ブラインドサッカーとは2005年に出会い、ボランティアとして大会運営や日本代表のサポーターとして携わる。
2010年には地元横浜に県内唯一のブラインドサッカークラブ「ブエンカンビオ横浜」を立ち上げ、
 現在もプレイヤーとして競技活動と、地域に根ざしたクラブを目指し普及活動を行っている。
 現職では、事業管理(資金調達、広報、人材関連)、ダイバーシティ事業(教育、イベント)、リーグ・大会運営等を行っている。

08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりMARS立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなど、社内事業を横断的に従事し、10年より立ち上げた、「MARS CAMP」商品企画・広報も担当。新卒・中途共にスポーツ業界内企業の外部人事部として活動しながら、体育会系人材の就職支援やアスリートと企業を結ぶセカンドキャリア支援など、スポーツとキャリアをトータルでプロデュースする。