ホームタウンを活性化!湘南地域ならではに込めた想いとは

講座レポート

  • 対象講座
    スポーツde地域活性化(2)
  • 日時
    2014年1月28日(火) 19:30~21:30
  • 会場

    TKP新宿ビジネスセンター 11Fスカイ会議室

    東京都新宿区西新宿2-3-1 モノリスビル11F

  • 講師/ゲスト
    薗田 稔詳細
  • ナビゲーター
    仲島 修平詳細

サッカーJリーグの百年構想の中に掲げられている「地域密着」。Jリーグの各クラブは、地元地域に根差した活動を様々な形で行っています。地域を活性化させるために一役買っているスポーツというコンテンツは、果たしてどのような価値があるのか。今回はNPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブの事務局長である薗田稔氏にお越しいただき、地域におけるチーム・クラブの介在価値、そしてスポーツだからこそ地域に向けて出来ることについて、お話いただきました。

 

「湘南ベルマーレの試合と言えば、選手紹介の際のオーロラビジョンが凄いんですよ。おススメなのでぜひ見て欲しいですね。」と語る薗田氏。ですが、実は正確に言うと、薗田氏は湘南ベルマーレのチームスタッフではありません。薗田氏が在籍しているのは、特定非営利活動(NPO)法人湘南ベルマーレスポーツクラブ。いわゆるサッカーの湘南ベルマーレは、株式会社湘南ベルマーレとして活動しており、NPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブと合わせて、総合型地域スポーツクラブとして展開しています。

「湘南」ベルマーレスポーツクラブと言うように、ホームタウンは湘南地域であり、厚木市・伊勢原市・小田原市・茅ヶ崎市・秦野市・平塚市・藤沢市・大磯町・寒川町・二宮町、と一つの市に囚われない、広く湘南エリアをホームタウンとしています。Jリーグ百年構想における、「地域に根差したスポーツクラブ」を核としたスポーツ文化の振興活動を!ということで、高校生以上をターゲットとしたプロ興行を行う、株式会社湘南ベルマーレ。そして中学生以下をターゲットに、地域活動・総合型として活動する、NPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブ。そこには、2002年のチーム存続の危機から、中高生がプレイする場を提供しようとNPO法人の設立に動いた経緯があります。また、多種目・多世代・多志向をコンセプトとした総合型地域スポーツクラブであり、サッカーの湘南ベルマーレ以外にも、湘南ベルマーレスポーツクラブとして、フットサルやビーチバレー、サイクルロードやトライアスロンなどのチームもあります。

その湘南ベルマーレスポーツクラブの活動の中でも、広く展開されているのがホームタウン活動と呼ばれる小学校巡回事業。今となっては小学校巡回事業=湘南ベルマーレとも言われる活動となっています。2001年のスタートを皮切りに、初年度には年間で約60校、現在は年間で150校以上もの小学校を巡回しており、2010年には延べ参加人数が10万人を突破するほどに。
神奈川県の社会問題として学校教育の課題を解決すべく、小学校・自治体・地元企業・そしてベルマーレがいわば三位一体ならぬ四位一体となって、地域の子供たちにスポーツを通して問題解決に取り組んでいます。更には、サッカー教室やフットサルクリニック、健康づくり教室など、様々なイベントを開催し、年間約700回、計算上は1日2開催にも上ります。

また、湘南ベルマーレの練習場となっている馬入ふれあい公園サッカー場や、湘南ひらつかビーチ共同事業体として運営する湘南ひらつかビーチパーク、開成スポーツパートナーズとして運営する開成水辺スポーツ公園などは、NPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブが指定管理者として展開し、スポーツに親しむ機会の創出を実施しています。

そして、湘南エリアをホームタウンとしているからこそ、湘南ならではの資源を活かした事業として、指定管理としても携わる湘南ひらつかビーチパークでのオーシャンスイムスクール、ビーチサッカーやビーチバレーのクリニック・大会の開催。平塚競輪場では、湘南ベルマーレスポーツクラブのサイクルロードチームも参加する湘南バイシクルフェスと題し、協賛メーカーNEWモデルの自転車を試乗ができるイベントを展開。多岐にわたるステークホルダーと良好な関係性を築き『ならでは』の活動で地に根を下ろしています。

今後のリアルとして、「ホームタウン活動における巡回数を更に増やし、学校・自治体・企業・住民、それぞれの問題解決に貢献したい。そして趣味・嗜好の1番目が、ベルマーレでありたい」と語る薗田氏。地域が抱える社会問題に対して、スポーツで1番解決できることは?との問いに、「スポーツを通じたコミュニケーションが力を発揮する」とも。

そんな薗田氏のスポーツ業界で活躍するための条件、仕事の流儀は、
『点と点をつなぐ』
そして、求める人材・必要な素養は、
『伝える力、簿記・経理』

 

受講生からは、
●地域の特徴を活かして、それを興行などにも誘導できる事業がすごいと思いました。
●こういった本当の地域密着だと思えるチームが増えるべきだと感じました。
●湘南ベルマーレと聞くとサッカーのイメージでしたが、サッカーの他にもトライアスロンやビーチバレーなど、総合型として様々なスポーツで地域を盛り上げる活動をしていると知りました。
●学校教育の課題を背景において活動するなど、素晴らしいと思いました。
●湘南ベルマーレが総合型地域スポーツクラブとして活動しているのは知っていたが、指定管理を行うなどその事業内容までは知らなかったので、今回知れて良かったです。
●スポーツで地域活性化というのは自分の軸でもあるので、今回のお話を参考に頑張っていきたいと思います。
●自分の夢は地元で将来湘南ベルマーレのような総合型地域スポーツクラブを作ることなので、自分の地元だったらどんなことができるのか考えていきたいです。

と、NPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブ、そして総合型地域スポーツクラブとしての活動について、感銘を受けた受講生からの声が多く上がっていました。

最後に薗田氏から、
『最後まで諦めない姿勢が、夢を実現させることにつながるはずだと思っています。皆さんの周りにも種は埋まっているので、マースキャンプを通じて理解を深め、その種を見つけ出し、自分の花を咲かせてください。そして、東京オリンピックを成功させましょう!』
と、遠くない未来の一大イベントを見据えたエールを送っていただいたと同時に、Jクラブの中でも先陣を切って2020東京五輪にむけて具体的に形にして推進している事業のリアルをいただきました。

自分の地元地域をスポーツで盛り上げたいと思っている受講生も多くいます。イベントを成功させて盛り上げたいという一方で、今回のような総合型地域スポーツクラブが地域にもたらす影響による活性化を思い描く人も。その方法は一つじゃない、色んな立ち位置から盛り上げていけることができ、多方面にそんな人材が必要だと感じとって頂けたなら嬉しいですね。

 


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講師/ゲスト

薗田 稔

株式会社清水エスパルス
経営戦略室 経営戦略グループリーダー 兼 施設管理部長

薗田 稔

1971年生まれ、茨城県出身。
日本体育大学卒業後、サンフレッチェ広島に入団。トップチーム副務、サッカースクールコーチ、
吉田サッカー公園の施設管理運営業務に従事。
2003年より大分フットボール入団。U-18コーチ、トップチームマネージャー、ホームタウン推進事業、練習場の施設管理運営業務に従事。
2007年より湘南ベルマーレに入団。サッカースクールコーチ、ホームタウン推進事業、指定管理業務に従事。
2008年よりNPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブ事務局長。
2012年より平塚市スポーツ推進審議会委員。
2015年より清水エスパルスに入社。経営戦略室 経営戦略グループリーダー 兼 施設管理部長として指定管理業務に従事。

08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりマーススポーツエージェント(現:ウィルオブ・スポーツ)立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなどを経験し、2010年「MARS CAMP」創設。現在は社内事業統括、新規事業立案・推進を担う。スポーツ関連企業の外部人事部としてスポーツ×キャリアをトータルでプロデュースしながら、2020以降に事業化・プロ化を視野に入れる各種スポーツ中央団体の事業パートナーとして各種プロジェクトを推進中。