サッカー界の歴史も知れる!日本サッカーを支えるプロクラブのリアルに迫る!

講座レポート

  • 対象講座
    地域活性の立役者・スポーツクラブ!
  • 日時
    2013年10月17日(木) 19:30~21:30
  • 会場

    TKP大阪梅田ビジネスセンター

    大阪府大阪市福島区福島5-4-21 TKPゲートタワービル

  • 講師/ゲスト
    伊藤 慎次詳細
  • ナビゲーター
    仲島 修平詳細

関東で開催しているにも関わらず、関西圏からの参加者は年々多くなり、墜に開催を決定したMARS CAMP 2013 F/W OSAKA。そのこけら落としとなる第一回目のゲストに、
株式会社ガンバ大阪から伊藤慎次氏にお越し頂きました。

 

オリジナル10としてJリーグ生誕より日本のサッカーを根底から支えているプロクラブのリアルに迫り、事業が地域活性に与える力を掘り下げてお届け。

現在、J2の首位争いを繰り広げているガンバ大阪。(※2013年10月時点)
クラブの歴史は20年前に遡ります。Jリーグ創設3年前に準備室へ参画した伊藤氏は当時の様子を『親会社であるパナソニックはマーケットを海外に広げる際には、プロサッカークラブを持っている事が優位にはたらく。これがチーム誕生のきっかけ』と切り出してスタートしました。

『今でこそ、多くのファンを抱えるガンバ大阪ですが日本リーグ立ち上げの際には、
高校サッカー選手権が一番人気の時代。平均観客動員数は1,500人程度。まだまだサッカー人気は低い状態でJリーグ立ち上げが決まりましたが、当時は開幕戦当日に蓋を開けてみるまでどんな状況になるか分からないという心境でした。』
受講生の半数は学生のメンバー。今となっては考えられないサッカー人気の差を感じていました。

そこからはクラブビジネスのリアル。
『百貨店の目玉商品はパン』このフレーズを発信されたのは伊藤氏。
掘り下げて伺うと、クラブが活性化するキーファクターは【女性の取り込み】
パンがおいしい百貨店、ホテルは女性のお客様を増やして成長するそうです。

ガンバ大阪の特徴として来場者の約48%が、実は女性というJリーグ随一の数値を誇っています。女性の来場を促す施策としてグルメ&クリーンな環境に力をいれていることも大きく起因しているようです。

継続は力なり。
今回のお題として「地域活性の立役者」というフレーズがありますが、これに対して
『クラブが地域に対して影響を与えることができるようになるには時間がかかる』と伊藤氏。地域に必要とされるチーム&クラブになるために、ガンバ大阪も様々な活動を行っています。

全国のJクラブにも他に例をみない少年院訪問は、地域との結びつきの象徴にもなりますが、学校の先生と一緒に体育を行う小学校訪問事業など、青少年育成活動にも力をいれています。プロスポーツ選手が地域の子供達と触れ合うことにより夢を与え、10年後、20年後にサッカー選手を生み出す。また、そうでなくとも夢を持つことの大切さを伝えられる存在になれるのはプロチーム故にできることです。

また、地場企業に対しては、このような活動で得られるイメージやブランドがスポーツクラブにおける価値にもなり「ただロゴがメディアに映ればいい」という安易な提案ではなく、課題を抱えた企業への解決策を提供できるスポーツクラブになっていく構図が見えた瞬間でした。『スポーツクラブの価値をちゃんと届ける。という力が求められるのもJクラブの仕事である』とは伊藤氏より。

世界初の募金でつくるスタジアム。

国や自治体の予算で建設することが多くを占めるスタジアム 。
『予算がない、自治体がつくるお金はないという問題を解決すること』、と世界にはない事例をつくるという事で発起したのがガンバ大阪。
多くのお客様へ【ガンバ大阪】を届けるためにはハコが一番のアクセル。完成したスタジアムは市へ寄付をする予定となっていますが、運営は指定管理業者としてガンバ大阪が入り、市とタッグを組みながら運営をしていく方針です。その新スタジアムの活用方法は、フットボール以外にも多岐にわたり、音楽、展示、グルメ、催事等アミューズメント施設としても活用できるスタジアムを建設予定。ホームゲームがない日にも地域活性の立役者となることが義務付けられています。

また、今後の展開として、東アジア戦略とEコマース事業についてもお話頂きました。
アジアチャンピオンズリーグ優勝経験のあるガンバ大阪は、アジアでのブランドを活かした展開をイメージ。Jリーグ随一のブランド力を活かし、ガンバ大阪成長路線を視野に入れています。なぜ東アジアなのか?Jリーグとの連携面など、今後ガンバ大阪だけでなく日本サッカー界が進むべき道への討論も白熱。

J2に落ちて気づいたこととして『相手チームに12番をつけたサポーターが多い!これはJ1にはない現象で素晴らしいことだった。そんな人たちにもガンバを好きになってもらえるキッカケがつくれたのかも 笑」とは伊藤氏。ホームでは自分達の応援するチームの12番のユニホームを着て、ちゃっかり青の7番のユニホームを買っていく。そんなシチュエーションが、ガンバ大阪を迎え入れる大入りのホームゲームでは多く見られたようでした。

成長戦略を描く上で必要な事は、時代のトレンドとサッカーをどう掛け合わせていくか。
今後のガンバ大阪の展開が気になるところです。

最後に伊藤氏が考えるプロフェッショナル・仕事の流儀は
「PASSION MISSION ACTION」
自身が感じる情熱。自身で感じる使命。そしてシュートは打たなければ入らない。とご自身の経験を踏まえお話頂きました。

その上で、スポーツ業界が求める人材や必要な素養については
「魅力!人がついてくる人間力を高めること。」
人は一人では何事も成しえないし、人間力を高めることによって人が集まってくる。人が集まるとチャンスが増える。というお言葉を頂きました。

 

講義を終えた受講生からは

■表向きには聞けない話を聞くことができました。
■サッカーだけではなくスポーツビジネスという視点の高さで物事をみる大切を感じました。
■講義時に配布されたGsmileに凝縮された情報は、ガンバ大阪が持つ重要なバリュー。様々なステークホルダー向けの情報が入っていて、理解しやすかったです。
■サッカーを色々な切り口で活用する事によりスポンサーやファンへ魅力を伝える手段知る事ができた。
■セレッソサポですが・・・ものすごく勉強になりました!

ガンバ大阪でもJリーグでもご活躍された伊藤氏からは多くの学びがあったようです。

そして講義の最後には、スポーツ業界で活躍することを目指す受講生に対し、ラストメッセージとして
「皆さんが変える事ができる時間。時間をつかって多くの事にチャレンジして欲しい。いい時間を費やすことがいい機会に恵まれるし、いい人に出会える。そして感謝をする事。想い、情熱をもって頑張ってほしい」

と、今後スポーツを仕事にする為に、MARS CAMPの活用の仕方を含めたアドバイスを頂戴しました。

伊藤氏の饒舌なトークで、2時間にわたる講義もあっという間に終了。

アンケートには、
●伊藤氏の『人間力』を強く感じた・・・行動します!
との声も。さっそく『行動し』週末にガンバ大阪ホームゲームに足を運ぶメンバーもちらほら。

東京に比べると会場の都合上、少人数開催となるMARS CAMP関西。
こけらおとしながら、MARS CAMP史上初の全体集合写真撮影になったことと、その表情が当日の熱量を物語っていました。

 


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講師/ゲスト

株式会社ガンバ大阪
事業本部 パートナーグループ グループリーダー

伊藤 慎次

1967年三重県出身。
1990年東海大学卒業後、松下電器産業㈱に入社。同年よりJSL松下電器サッカー部主務、1991年松下サッカークラブ準備室を経て、1993年~2010年㈱ガンバ大阪(チーム管理、試合運営、広報、ホームタウン推進、事業本部)で従事。
2010年~2012年Jリーグ事務局(事業)に出向。現在、㈱ガンバ大阪の事業本部(スポンサー、放送権、試合運営、広報)のグループリーダー。
サッカー経歴(FW)は、1984年(高2)秋田インターハイ全国優勝、1985年(高3)高校サッカー選手権・全国準優勝など。
2002年日韓ワールドカップ・長居LOCメディアオフィサー

08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりマーススポーツエージェント(現:ウィルオブ・スポーツ)立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなどを経験し、2010年「MARS CAMP」創設。現在は社内事業統括、新規事業立案・推進を担う。スポーツ関連企業の外部人事部としてスポーツ×キャリアをトータルでプロデュースしながら、2020以降に事業化・プロ化を視野に入れる各種スポーツ中央団体の事業パートナーとして各種プロジェクトを推進中。