チーム経営のリアル!バスケ界に新しい風を巻き起こした決断

講座レポート

  • 対象講座
    熱狂のアリーナ – ファンと歩むスポーツチーム
  • 日時
    2013年10月22日(火) 19:30~21:30
  • 会場

    TKP新宿ビジネスセンター 11Fスカイ会議室

    東京都新宿区西新宿2-3-1 モノリスビル11F

  • 講師/ゲスト
    島田 慎二詳細
  • ナビゲーター
    仲島 修平詳細

今年から発足したバスケットボールの新リーグ・NBL。

日本国内において、NBLとbjリーグという二つのトップリーグが存在しているという、少し特殊な状況下に置かれている日本バスケットボール界において、
2つのリーグ間の懸け橋として、大きな期待と注目を集める千葉ジェッツより、昨年取締役社長に着任された島田氏をお招きし、チーム経営のリアルと、ファンと共に歩むチームの施策をお話頂きました。

 

ちなみにですが、千葉ジェッツの方にご登場頂くのは今回で2回目。
実はMARS CAMP第2期で、bjリーグ参入前のチーム立ち上げ時にもお越し頂いております。

その時の様子はコチラ→
セミナー実績/20110611|MARS CAMP 2011-スポーツをビジネスにしたい人のための最速講座

現在はbjリーグから唯一NBLへとリーグ間移籍をするという意思決定をした事で、必然的に注目度が高まっていますが、島田氏が社長に就任当時は「まずは経営をしっかりさせる事がミッション。チームを存続させる事が第一」であり、「チームの理念を考えるのが社長としての最初の仕事だった」と振り返ります。

「理念とは存在意義。何の為にジェッツがあるのかを突き詰めて考えると、周りのみんながハッピーになる事であり、それを目指す事こそが存在意義でもある」とチームとして目指すべき方向性を再構築しチーム再建へ踏み出していきました。

チーム立ち上げ1年目こそ経営に苦労していたものの、2年目以降は経営黒字化。
社内の組織体制や個人の仕事の役割の明確化を推し進めた上で、しっかりとした経営基盤を作り、今年から戦いの場をNBLに移しました。

この決断の背景にあるものは、まだまだスポーツビジネスとしてはマイナーな状況にあるバスケットボールへの強い危機感、そしてその状況を打破するためにも業界の盛り上がりが必要不可欠であり、そこへチャレンジする事がチームの経営理念と合っているというのが一番の理由。

企業チームとプロチームが混在するリーグに置いて、千葉ジェッツに掛かる期待は大きいものがあります。

仕事のリアルの部分では、昨年との売上構成との比較を交えながら、現在チームが取り組んでいる具体的な施策についてもお話頂きました。

NBLに所属するチームの中でも、営業において高い能力を示す千葉ジェッツ。それを証明するかのように他のチームに比べてもオフィシャルスポンサーの多さが際立ちます。やはりチームにとって即効性の高い収入源はスポンサーを獲得する事。
スポンサーが増えれば増えるほど、スポンサーメリットも増え、スポンサー同士で仕事をする機会の創出にも繋がります。
千葉ジェッツは1年目当時よりも3倍近くのスポンサーを獲得しており、その経緯とスポンサーと共同で取り組んだ事例をご紹介頂きながら、地場に愛されるチームである事の重要性にもついて触れて頂きました。

そして「バスケットボールをマイナーなアリーナスポーツとして捉え運営していくには、ブースターとの距離の近さが必須」と島田氏は言います。

そういった意味でも、NBL所属チームにリーグから課されている1試合2000人の集客目標をどう捉えているかも気になる所。

「意識はしている」と島田氏が言うように、営業活動とワンセットで集客にもつなげる事が出来るサポートカンパニーという取り組みもしており、一つの部門だけでのサービス提供で終わらない緻密な戦略が存在しています。

今後のリアルの部分では、現在のバスケットボール界の課題を踏まえ、bjリーグの良い所であるお客さんを楽しませる事が出来るエンターテインメント性と、JBL(NBLの前身)出身チームのような、日本代表を多く輩出し高い競技性を兼ね備えるチームへと成長させ「リーグの統一に向け、大局感を持って判断していく事が大事」と力強いお言葉を頂戴いたしました。

 

この日の受講生の中には、インターンとして千葉ジェッツのホームゲームで活躍するメンバーも参加していましたが、改めて話を聞いてみた感想として

■新リーグへの参入という、決して簡単で無い状況下での取り組みは参考にすべき点が多かった
■地域から愛されるチームになる為の秘訣は地道な営業活動にあるのだと感じた
■競技者人口の多いバスケットでもビジネスにとなると一筋縄ではいかないのだと痛感しました
■営業・集客・地域貢献活動はすべて一体となって取り組むべきだと感じました
■スポンサー営業とチケット営業、企画内容は連動しているのだと知った。今マースキャンプでスポンサー営業をやっているので、この意識で取り組まないといけないと体感した。
■インターンをやり、講義を受ける。力をつけるにはこれのどちらが欠けてもダメだと感じた。

という反響が寄せられ、スポーツをビジネスとして成功に導く為に重要なモノの多くを学びとったご様子。

また、プロフェッショナルの部分で島田氏が掲げたスポーツ業界で活躍する為の条件は
「スピード」「やり遂げる」「謙虚さ」の三要素。
「ビジネスマンとして必要なスキルは色々あるが、スピードが大事。そういったビジネススキルがあればスポーツビジネスの世界でも活躍できると思っている」とスポーツ業界のみならずビジネスの現場で活躍する為に必要な事としてご教示頂きました。

その上でスポーツ業界に求められる能力はズバリ「経営力」。
実際にチーム経営にご尽力されている島田社長だからこその、重みのある言葉だったのではないでしょうか。

そして最後にラストメッセージとして
「私はスポーツ業界に縁があってきたという立場ですが、スポーツ業界も他の業界も無い。仕事ってみんな一緒。ベースになるのは人間性です。クオリティーの高いビジネスマンになるには必須な事だと思います。ぜひ頑張ってください。」という受講生にとって多くの事を考える材料となるお言葉を頂きました。

スポーツを通じて社会により多く価値を提供していく。

スポーツの持つ影響力や魅力を最大限に発揮していく為にも、島田氏のようなビジネスマンとしての高いスキルを積極的に吸収し身につける事が、チームを応援してくれるファンを増やす事、そしてスポーツ業界に入る為に出来る事を増やす事に繋がっていくのではないでしょうか。

 


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講師/ゲスト

株式会社ASPE(NBL 千葉ジェッツ)
代表取締役

島田 慎二

日本大学 法学部卒。1992年4月 ㈱マップインターナショナル入社(現 ㈱エイチアイエス)。格安系旅行会社の社員として海外ツアー、航空券の販売に携わる。営業成績の判断材料である取扱送客数、利益単価等複数回社内NO1の成績を残す。広告でお客様を集客するスタイルの会社の中にあって、ほぼリピーターのみで成果を達成する。
1995年4月 ㈱ウエストシップ設立。前職の役員とともに独立。法人向け旅行会社の営業として大手企業の開拓を進める。十数名の規模まで成長するが、9.11米国テロを契機に取締役退任。
2001年12月 ㈱ハルインターナショナル設立。前職のお客様の支援もあり、海外出張専門の旅行会社として再独立。大手にないニッチマーケットを決め細やかなサービスとITを駆使し成長。法人向けサービスでシナジーの見込める新規事業を立ち上げる。「アウトソーシング事業」「IT事業」「貨物事業」「会計事務所」。連結売上高20億。
2008年のリーマンショックによる経費削減要請に応え、「海外出張経費削減ガイドブック」を出版。
2010年1月 ㈱ハルインターナショナルを㈱リロ・ホールディング(東証1部 証券コード8876)に全株式売却。
2010年2月 ㈱リカオン設立  コンサルティング事業。
2012年2月 ㈱ASPE(千葉ジェッツ) 代表取締役就任
 現在に至る。

08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりMARS立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなど、社内事業を横断的に従事し、10年より立ち上げた、「MARS CAMP」商品企画・広報も担当。新卒・中途共にスポーツ業界内企業の外部人事部として活動しながら、体育会系人材の就職支援やアスリートと企業を結ぶセカンドキャリア支援など、スポーツとキャリアをトータルでプロデュースする。