多種多様!スポコン代表取締役が語るスポーツde地域活性化!

講座レポート

  • 対象講座
    スポーツde地域活性化(1)
  • 日時
    2013年10月30日(水) 19:30~21:30
  • 会場

    TKP新宿ビジネスセンター 11Fスカイ会議室

    東京都新宿区西新宿2-3-1 モノリスビル11F

  • 講師/ゲスト
    石渡 圭輔詳細
  • ナビゲーター
    仲島 修平詳細

皆さんがお住まいの地域にはスポーツが身近に感じられますか?またその地域から求められているスポーツとはどんな存在で私たちに何をもたらしてくれるものなのでしょうか。

地場にスポーツが根付くことが、その地域の持つ魅力を何倍にも出来るとするならば、
「スポーツがあってよかった」という瞬間をもっと増やしていくことで、より皆さんの地域社会に彩りを加えてくれるものになるのでしょう。

今回のゲストは株式会社スポコンの代表取締役である石渡圭輔氏をお招きし、スポーツが持つ地域活性化への影響力を掘り下げていきます。

 

「スポーツ業界で働くことは自らが選び取った道。皆さんには僕が知っていることを講義を通じてお伝えしていきたい」と石渡氏が切り出し、講義は始まりを告げました。

石渡氏が代表を務めるスポコンの取り組みとその対象は年齢・競技、共に多岐に渡ります。
スポコン・ジュニアアカデミーを主体とした子供への教育事業から、現役スポーツ選手のマネジメント、高齢者へのスポーツの価値提供まで一気通貫で事業展開をしていることもあり、
「競合はあまりない。事業に関わる人のほとんどがパートナーという認識」と石渡氏は表現します。
自社の持つサービスを各所へ提供するからこそ、連携を取る関係者も多くなります。

仕事のリアルではチーム事業とスポーツツーリズム、そして指定管理事業を軸に話が展開されていきます。

スポコンのチーム事業の主となるのは現在、社会人Xリーグに所属するノジマ相模原ライズ。前身はいわゆる企業チームでリーグ優勝経験もある強豪アメリカンフットボールチームでしたが、2008年に企業が撤退を決定。

選手の雇用も担い、選手生活を支えていた受け皿がなくなった事で「1からやり直そう!」という気運が選手と地域で高まり、2009年からNPO法人化へと舵を切りました。
このチームの転換期に、チームが永続的に活動するためのサポートに入ったのが石渡氏でした。

お金を生み出すスポンサー獲得はもちろん、NPO法人や総合型地域スポーツクラブで「抜けがち」という広報・PR業務にも着手。プレス向けイベントの司会までこなし、地域が求めているチーム再建の屋台骨を担う事に。

政令指定都市である相模原市のバックアップを受けつつ、本来石渡氏が得意領域としているメディアタイアップ施策を交えながら、地場と密接に関わるチーム運営をし、スポーツを通して地域での一体感の醸成に貢献。
その象徴とも言えるのが、相模原市に存在する3つのフットボールチームによって構成されるオール相模原の活動です。

「自分たちの生活にスポーツを取り入れて貰う事で生活の質が変わる。新しいスポーツとの出会いの場と、子供が安心してスポーツができる場を提供しているという自負はある」とは石渡氏。

そしてもう一つの柱となるのは、スポーツと観光を絡めたスポーツツーリズム事業。

温泉地へ繁忙期以外で人が来てもらうためのフックとしてスポーツを活用した事例の数々をご紹介頂き「この事業を進めていく中で、温泉地の方々の危機感を感じた」という現場からのリアルな意見や、「必要なのは熱量を持った人材の地産地消」と地域の問題をスポーツで解決する為にも外せない要素を指摘。このあたりはスポーツで町おこしをしたい!と考えている人が持つ仮説とずれているところなのかなと感じます。

講義後半には指定管理事業についても言及。
第7期が始まったばかりの受講生にとってはあまり馴染みの無い分野のお話でしたが、「指定管理者制度とは?」という基本となる部分からお話頂き、公共施設を民間企業が有効活用していく事の意義とその影響力の高さをご教示頂きました。

その中で石渡氏が携わるのは「質の向上」を目的とした、施設・消費者へのコンサルティング業務。

「風呂敷をいくらでも広げられる」と石渡氏が言うように、複合的な提案が可能であり、その地域によって様々ある課題を、解決策と結びつけた提案をすることで指定管理業の幅を広げています。

 

ここまで石渡氏から、チーム・ツーリズム・指定管理とそれぞれ違った角度からのスポーツ活用法の数々を受講生向けにかみ砕いてお話頂き、

この日講義を受けた受講生からは
■地域密着について自分が今まで触れられていない情報を知れた
■1回の講義でチーム運営、ツーリズム、指定管理と幅広くスポーツの使い方を学べた
■一言に地域といっても、観光地や住宅地との違いやアプローチ方法の違いに気付きました
■スポーツチームに行きたい人こそ、こういう話しを聞かないとダメだと感じました。
■トップスポーツ以外での地域密着型スポーツチームに注目していきたい
■地域活性化のためには一部ではなく全体で盛り上がることの重要性を再認識。

など、学びと発見の多さに驚きつつも、自身のしたい事と重ね合わせるような意見が多数見受けられました。

今後のリアルの部分では、地域が取り巻くスポーツ環境の現状と、地域にスポーツが必要な理由を踏まえ「地域に根付く事で価値提供を出来るなら地域密着の活動はやるべき」という結論に。

ここまでの約2時間、スポーツの仕事のリアルな部分を深々とお伺いしてきましたが、最後に石渡氏の仕事の流儀と受講生へのラストメッセージも頂くことに。

まずは石渡氏の考える仕事の流儀~プロフェッショナル~に関しては
「自ら限界を設けない。すぐにできないと言わない」ことを挙げて下さいました。
「現状は、産業として成立しきっていない業界がスポーツ業界。1人が1つのタスクをやっていては回っていかない。課題はたくさんあるので、出来ないことに対してもまずはそこにチャレンジしていかなければならないのがスポーツ業界。」とした上で、「スポーツフィールドで生きていくという志を持った人」を求める人材と捉えています。

「スポーツの力を信じることが出来れば、産業構造の未熟さをチャンスと捉えられるし、そこにフロンティアがあるという気持ちになる。“俺がスポーツ業界にいなければ進められない”というところまで想いを昇華できると強い。いかに腹に据えられるか。」
とスポーツの力を地域社会へのカンフル剤として活用し、地域活性化へと導く石渡氏ならではの言葉で表現して頂きました。

そして講義を締めくくるラストメッセージはこんな一言。
「どんな職業でも、人の人生とかかわっていくものが仕事だと思う。その中でスポーツの仕事に優先順位を持っているのであれば、自分の人生の中からスポーツとの接点を見出すことがすごく大事。それが強烈な思い出でなくてもいい。やりたいならどこかでスポーツと関わることを諦めない気持ちを持つ事です。今後も頑張ってください。」

受講生の多くは、何らかの形でスポーツから影響を受けている人がほとんど。
その体験を自身で振り返る機会にすると共に、成熟しきっていないスポーツ業界を変えていく“開拓者”としての強い自覚を促すお言葉の数々は、スポーツ業界へと羽ばたいていく受講生の背中を強くものだったのではないでしょうか。

 


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講師/ゲスト

株式会社スポコン
代表取締役

石渡 圭輔

1973年 東京生まれ、武蔵大学人文学部社会学科卒 在学中はラクロス部に所属。2004年 東京大学運動会 スポーツマネジメントスクール卒。1999年 株式会社森村商事入社、2001年 株式会社サイバーエージェント入社、2003年 株式会社スポコン立ち上げに参画、2005年 株式会社博報堂勤務(株式会社スパイスボックス出向)、2007年 株式会社スポコン代表に就任。商社、広告代理店勤務を経て、2003年12月に創業メンバーの一人として株式会社スポコンの立ち上げに参画。2007年から代表取締役に就任。「スポーツを通じて社会に貢献する」を社是として、子供や学生に対する運動指導からアスリートのマネジメント、ノジマ相模原ライズをはじめとするプロスポーツチームや総合型地域スポーツクラブ・公共スポーツ施設に対するマーケティング支援、スポーツツーリズムの企画立案、高齢者向けの健康維持プログラムの開発等、指定管理者や外郭団体に対するチームワーク講習会の実施等、スポーツを軸に幅広いフィールドで活動中

08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりMARS立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなど、社内事業を横断的に従事し、10年より立ち上げた、「MARS CAMP」商品企画・広報も担当。新卒・中途共にスポーツ業界内企業の外部人事部として活動しながら、体育会系人材の就職支援やアスリートと企業を結ぶセカンドキャリア支援など、スポーツとキャリアをトータルでプロデュースする。