スポーツチームの経営者が語る!スポーツビジネスとは!

講座レポート

  • 対象講座
    チーム経営!最前線
  • 日時
    2014年4月11日(金) 19:30~21:30
  • 会場

    TKPスター貸会議室 西新宿

    東京都新宿区西新宿1-19-6  山手新宿ビル 8階・9階

  • 講師/ゲスト
    白幡 洋一詳細
  • ナビゲーター
    仲島 修平詳細

MARS CAMP 2014SS が遂に開幕!
「スポーツを一生の仕事にしたい」そんな方々のための最速実践講座は、今回の講義を皮切りにスタート。
情報がなかなか表に出ないスポーツ業界において、毎回スポーツ業界の最前線でご活躍されている方々をゲストにお迎えし、スポーツ業界の仕事のリアルをお伺いしていきます。

 

MARS CAMP第8期の開幕戦となった今回のゲストは
ベガルタ仙台代表取締役社長の白幡陽一氏。

受講生に限らず、「将来はスポーツチーム経営をしたい!」
こうした想いを持った方は多いのでは?

そのチーム経営の最前線で指揮を執る白幡氏、ベガルタ仙台の社長に就任するまでは、東北リコー株式会社社長や公益財団法人みやぎ産業振興機構参与兼プロジェクトマネージャーなどを歴任してきました。

講義冒頭にあった「民間にも行政にも支えられて私たちのチームは存在している。」というお言葉もこれまでの輝かしい実績に裏打ちされているのでは。

その白幡社長から直々にベガルタ仙台の会社概要と事業説明を改めて頂き、講義は進みます。

他のJリーグチームとの収益構造の違いについて触れて頂きながらお話を聞いている最中、ベンチマークしているチームはJクラブが多くなりますか?という問いに対し
「様々なチームにベンチマーキングをしていて参考にしているが、やっぱり違うなと思うのは楽天!」とした上で「楽天さんは集客に関しても、びっくりするくらい色々な取り組みをしている。お互いに交流があるので、取り入れられるものは取り入れている。」と同じ宮城県仙台市に本拠地を置く、野球という他競技のチームにも白幡氏は着目。

良いものはどんどん取り入れていく事は、スポーツチームの経営も他の企業の経営も同じ。
その上で、白幡氏よりスポーツチーム経営の特異点についても言及頂き、受講生へ“スポーツビジネスとは何か”その大いなるヒントをご教示頂きました。

その白幡氏が取り組むスポーツビジネス、特にスポーツチーム経営のリアルについて話は進んでいきます。

まず議題に挙がったのがスポンサー営業について。

Jリーグに数あるチームの中で、地元企業からのスポンサー割合が圧倒的に多いベガルタ仙台。
「まずは地域の方々。私達は地元地域の皆様に支えられている」という言葉が、スポンサー営業の結果へ直結している事を目の当たりにしました。

実際に現在ベガルタ仙台をスポンサードしている企業を例に挙げながら、企業と地元地域からの反応を交えお話を頂く中で、ベガルタ仙台を応援している・支えている事が、地元住民の方々にとっても好影響を与えるという点が、その地域にチームが存在している事の価値を証明します。

ベガルタ仙台に協賛するスポンサーの満足度を高める上で、重要になってくるのが「集客」という側面でもあります。ここでは来場者の属性とその比率について白幡氏の解説と、集客のカギを握るシーズンチケットの話題が登っていました。
「経営の安定化を図る為にもシーズンチケットの販売に注力している」とは白幡氏。

シーズンシートのセールスを進めている中で、とあるファンから頂いたお言葉をご紹介頂きました。
「全部の試合は観に来れないけれど、シーズンシートを買う事で私はチームをサポートしているんです」
この言葉にはチームがいかにファンから愛されているかを如実に表しています。

そしてその逆もまた然り。
シーズンを通してファンを集客していく為、シーズンシートと対になる集客施策が企画チケット。チケットに数多くの仕掛けを施しているベガルタ仙台の企画の中で、白幡氏がピックアップしたのは“婚活シート”。
この企画に参加したファンの方のお話をしている際の、白幡氏の柔和な表情は、白幡氏がいかにファンを愛していたかを物語っています。

そのチームを愛してくれているファンに対する施策として挙げられるのが、ホームタウン活動でもあります。

ここでは、2012年に東京電力マリーゼの選手を受け入れる形で発足した、ベガルタ仙台レディースのお話も頂戴しました。

「最終的には事業としてプラスにならないといけない。これは経営として当然」と経営者としての表情を覗かせながらも
「事業としても足を引っ張っていない」と地域からベガルタ仙台レディースが愛されている事を強調。

レディースチームも含め、ベガルタ仙台が取り組むホームタウン活動のリアルの部分では「子供の肥満が問題になってきている」「子供たちが遊ぶ場所がない」などの
地域社会が抱える問題にも焦点を当てながら話は展開し、地域におけるチームの存在価値を高める事と、活動の意義についてもお話頂きました。

またチームがどれだけホームタウン活動をしているかという、具体的な指標となるものがリーグにあるという話は、受講生にとっても目からウロコ。

そして忘れてはならない1つの視点。
ベガルタ仙台が価値を高め続けている宮城県仙台市は、2011年に起きた東日本大震災の被災地でもあります。

震災後に開催したホームゲームでは「本当に多くの方が会場に駆けつけてくれた」と白幡氏は言います。
「試合をやってくれてありがとう」ファンからの激励の言葉に「スポーツの力はすごいと思う。地域・年代・時間を超える共通語になる」とした上で
「心のライフライン。スポーツはそういう魅力を持っている。これを文化にしていかなくちゃいけない」と地域を盛り上げる主体者として実感のこもったお言葉を頂戴しました。

 

ここまでの講義を聞いた受講生からは

◎お話頂いた全ての話が貴重。何度でも聞きたい講義でした。
◎スポーツが地域に必要な理由の部分がすごく納得できました。
◎地元チームの運営、考え方、地元への愛着を伺える機会は1人のファンとして嬉しかった。
◎「地域密着型スポーツクラブ」がどのように地域へ貢献しようと活動しているのか、地域に根付かせる為に考えるべきか知るキッカケとなりました
◎今まで知らなかった分、今回の講義でスポーツ業界の生の話が聞けて参考になった。

白幡氏のチーム経営に対する取り組みと地域への愛をひしひしと伝わっている様子。

実はこの日お越し頂いた白幡氏、4月一杯で代表取締役社長をご退任する事が決まっています。

そんな中、白幡氏がスポーツチーム経営者として持つ仕事の流儀と、受講生へのラストメッセージを頂戴することに。

①宮城にゆかりのある人
②会社経営の経験のある人
③スポーツに造詣の深い人
という条件に見合う人物であった事から社長就任を要請されたという白幡氏、
「30代の自分は20代の自分が作る。40代の自分は30代の自分が作る。若い皆さんに伝えたいのは、「抜く」を抜かないこと」
という白幡氏が社長として大事にしてきたお考えをご教示頂き、

「考えるんじゃない、考え抜くこと。やるんじゃない、やり抜く事。そうすれば、かならず結果は出る。」という力強いメッセージも頂戴しました。

今後スポーツ業界で活躍したいと考える受講生にとって、これほど胸に刺さるお言葉はありません。

そして、スポーツ業界から求められる能力に関しては
◎素直さと向上心
◎一所懸命、今ぎりの今のエネルギー
◎スポーツ大好き人間

を挙げてくださり、ラストメッセージと絡め
「自分と他人に対して素直になること。自分がわからないことはいくつになっても、ちゃんと聞く事。
そして今与えられた仕事に対して懸命になる事。仕事を一所懸命にやることによって、初めて自分に合うか分かる。
最後にスポーツが大好きであること。もちろん私もスポーツが大好きです!」

とお伝え頂き、MARS CAMP第8期の開幕戦を飾った白幡社長のスポーツへの愛がたっぷり詰まった講義は閉幕。

白幡氏のお言葉を借りれば、スポーツ業界で活躍する未来の自分は、スポーツ業界で活躍したい今の自分が作る。
その為の半年間が、白幡氏の重みあるお言葉でスタートできる事の価値は、何にも代えられないものとなった事でしょう。

 


【第19MARS CAMP 2019 Fall&Winter 募集受付中!】9月30日(月)締切

「スポーツ業界で活躍する仲間を増やす」ことを実現し続けるコミュニティとして、
2010年からスタートした、スポーツビジネスで活躍するための最速講座。
現在ではスポーツ業界で活躍するCAMP生が600名を超え、開講から10年目のシーズンを迎えました!

「全18回(情報)×実践型インターン(経験)×600名越えスポーツ業界人脈(接点)」
MARS CAMPは更に学生/社会人のスポーツ×キャリアを支える仕組み!

 

業界で活躍するために必要な情報と経験と接点を6ヶ月という短期間で一挙に紡ぐための、第19期会員の受付開始を決定しました!

▼第19期 MARS CAMP詳細はコチラ

 


<第19期開催前無料説明会 開催中!>

10月からスタートする「第19期 MARS CAMP 2019FW」について
詳しくご説明する「無料説明会」を開催します!
最新の就・転職情報も併せてお届け。
スポーツ業界最新就・転職関連情報を手に入れたい方もどうぞ!

▼説明会の日程確認と申し込みはこちら

(※『第19期 MARS CAMP』へのお申込みは、説明会への参加が必須ではございません。)

▼卒業生就職先一例も含めたインタビューはコチラ

講師/ゲスト

株式会社ベガルタ仙台
代表取締役社長

白幡 洋一

昭和18年東京生まれ。
株式会社リコー入社後、東北リコー株式会社へ転入。平成14年同社代表取締役社長、平成18年取締役会長を歴任。平成20年、公益財団法人みやぎ産業振興機構参与兼プロジェクトマネージャー、同年10月、株式会社ベガルタ仙台代表取締役社長就任。
■主な産業団体役職
平成20年4月:NPO法人仙南広域工業会 理事長
平成24年6月:社団法人みやぎ工業会 理事兼特任顧問

08年まで企業の外部人事部機能を担い、企業経営における人材開発・採用戦略の立案・導入を行う。08年よりマーススポーツエージェント(現:ウィルオブ・スポーツ)立ち上げ参画。アスリート・プロチームのマネジメント、スポーツイベントプロデュースなどを経験し、2010年「MARS CAMP」創設。現在は社内事業統括、新規事業立案・推進を担う。スポーツ関連企業の外部人事部としてスポーツ×キャリアをトータルでプロデュースしながら、2020以降に事業化・プロ化を視野に入れる各種スポーツ中央団体の事業パートナーとして各種プロジェクトを推進中。